兵庫県加古川市F様のカーポート施工例【カーポートSC 2台用】

兵庫県加古川市にお住まいのF様から、ご意見・ご感想とカーポート完成後のお写真もいただきました。この度は、ご依頼いただき誠にありがとうございました。

カーポート施工例

カーポート完成写真

兵庫県F様 カーポート施工写真

商品仕様

商品名 カーポートSC 2台用
仕様 サイズ:W5,404㎜、L5,000㎜
柱:標準柱(H=2,200㎜)
カラー:<柱・梁>ブラック <屋根材>シャイングレーF
追加工事 なし

メールでのやりとりが丁寧でわかりやすかった

いただきましたアンケート

商品を知ってすぐに購入しましたか?しなかった場合、その理由は?

他の商品とも迷いましたが1週間くらいで購入しました。

購入商品に期待していることは何ですか?

耐久性と価格が一番です。

購入商品の好きな所、魅力を感じている所を教えてください。

最もいいと思うところはデザインです。スタイリッシュで他にはないかっこよさがあります。

コウケンネットで購入した決め手は何ですか?

見積もりを早く出していただけたことです。

コウケンネットの安心できた点と不安になった点を教えてください。

安心できた点はメールでのやりとりが丁寧でわかりやすかったこと

施工業者の安心できた点と不安になった点を教えてください。

安心できた点は見積もりに来ていただいた方がわかりやすく説明してくださったこと。不安になった点は清掃面で少し杜撰な対応があったことです。

カーポート専門館スタッフより

カーポート専門館スタッフ

カーポート専門館

カーポートの施工後は清掃が行き届いておらず、ご迷惑をおかけして誠に申し訳ございませんでした。今後、このような事が無いよう十分に気をつけてまいります。カーポートの設置後、SCのデザインを気に入っていただけて嬉しいです。お家とSCのデザインがマッチしすぎていて、とても魅力的で素敵な空間が広がっており、私も嬉しくなりました。今後とも末永くよろしくお願いいたします。

気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください^^

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    カーポートのプロから解説:LIXIL「カーポートSC」という選択

    兵庫県加古川市のF様、この度はカーポートSCの設置、誠にありがとうございました。アンケートにて「デザインです。スタイリッシュで他にはないかっこよさがあります」とのお言葉をいただき、私も大変嬉しく思います。

    はじめまして。「コウケンNETカーポート専門館」の池本です。私は業界で約20年、多くのお客様のカーポート選びをお手伝いしてまいりました。

    F様の素敵な事例をご覧になって、あなたも「このカーポートSCは、我が家のデザインにも合うだろうか?」「価格は高いと聞くけれど、実際の価値は?」「設置で気をつけることは?」など、色々なことをお考えかもしれません。

    F様が選ばれたLIXILの「カーポートSC」は、現在も非常に多くのお客様に選ばれ続けています。この製品は、発売以来、基本的なデザインや構造に大きな変更が加えられていません。これは、それだけ設計の完成度が高いことの表れだと、私は考えています。

    このカーポートSCが長く支持される最大の理由は、F様も仰る通り、その卓越した「デザイン」にあります。

    LIXILの設計思想は「MINIMAL is BEST.(ミニマルこそ最良)」というもので、カーポートを単なる「雨除け」ではなく、「住宅に調和する建築物の一部」として捉えています。

    その美しさの秘密は、徹底した「ノイズ(邪魔な要素)の排除」にあります。

    まず、屋根材そのものをアルミにすることで、従来のカーポートに必須だった屋根裏の「中骨(骨組み)」を完全になくしました。これにより、下から見上げた時に、まるで室内の天井のようなスッキリとした美観が生まれます。

    さらに、雨水を流すために必要な「雨樋(あまどい)」を、柱や梁(はり)の内部に完全に一体化させています。ネジやボルトといった部品も、外から見えないようスマートに処理されています。

    この「アルミ製の屋根」が、SCの機能的な特徴も決定づけています。

    ここで私は、プロとして「良い点(光)」と「知っておくべき注意点(影)」を、正直にお伝えしなければなりません。

    カーポートSCのメリット・デメリット

    良い点は、まず「車を守る機能」が非常に高いことです。アルミ屋根は、太陽の熱線や有害な紫外線を大幅にカットします。夏の車内温度の上昇を強力に抑え、大切な車の塗装やダッシュボードの劣化を防ぎます。

    もう一つ、見落とされがちなメリットが、「汚れが気にならない」ことです。従来の半透明な屋根(ポリカーボネート)は、上に積もった落ち葉や鳥のフンが下から見えてしまい、大きなストレスでした。アルミ屋根はそれらが一切見えないため、常に美しい景観を保てます。

    一方で、必ず知っておくべき注意点(デメリット)は、「屋根の下が暗くなる」ことです。

    アルミは一切光を通しませんので、屋根の下は完全に日陰になります。これが最も問題になるのは、設置場所です。もし、リビングの大きな掃き出し窓の真ん前にSCを設置してしまうと、室内まで以前より暗く感じてしまう可能性があります。

    もちろん、この「暗さ」を逆手に取り、オプションの「ダウンライト」を天井に設置すれば、夜間に非常に美しく幻想的な空間を演出することも可能です。

    もう一つの注意点は「価格」です。カーポートSCは、LIXILの上位モデルであり、エントリーモデルのカーポートと比較すると高価になります。しかし、これは先ほどご説明した「中骨レス構造」や「雨樋の内蔵」といった、他にはない高度な設計技術への対価です。私は、目先の安さで選ぶべき製品ではないと断言します。

    デザインや価格と並んで、私が最も重視しているのは「安全性能」です。

    最近、カーポートの強度表記が変わったことをご存知でしょうか。LIXILは2024年3月から、すべてのカーポートの強度表記を「基準風速$V_0$(ブイゼロ)」という業界統一の基準に切り替えました 7。

    これは、「このカーポートは風速〇m/sまで耐えられます」という曖昧な製品強度のアピールではありません。

    「V0」とは、建築基準法に基づき、あなたのお住まいの地域で「最低限これだけの風に耐えられる設計にしなさい」と定められた「公的な基準値」です。

    カーポートSCは、例えば「基準風速V0 46m/s 地域対応」といった、非常に強靭な仕様も選択可能です。(耐積雪強度50cmタイプ以上のSCの場合です)

    工事について

    最後に、施工品質についてです。

    F様のアンケートには「清掃面で少し杜撰な対応があった」という、大変重いご指摘がございました。当時、ご迷惑をおかけしたことを心よりお詫び申し上げます。

    このご指摘は、私たちにとって最も重要な教訓です。

    F様の事例のように、既にコンクリートが敷かれている駐車場にカーポートを建てる場合、「ハツリ工事」という作業が発生します。これは、「既存のコンクリートに、柱を立てるための穴を開ける必要な工事」のことです。

    この工事は、どうしてもコンクリートを削る音や粉塵が発生します。

    カーポートSCのような美しい製品は、この「ハツリ工事」の精度と、作業完了後の「徹底した清掃」という、施工品質の最後の一手間が揃って初めて完成します。

    F様から頂いたご指摘を胸に刻み、私たちは「売りっぱなしにしない」を信条としています。私の仕事は、工事が完了し、お客様に「頼んでよかった」と心から満足していただいてからが、本当のお付き合いの始まりだと考えているからです。

    カーポートSCは、注意点(暗さ)さえご理解いただければ、あなたの住まいの価値を間違いなく高めてくれる素晴らしい製品です。

    解説はここまでとなります。もっと詳しい話が聞きたい場合や、ご自身の駐車場の設置できるかどうかなど、お気軽にご相談ください。あなたの「後悔しない選択」のために、私たちの知見をすべてご提供させていただきます。

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