私たちの使命
インターネットで、カーポート販売を始めて16年がたちました。私たちは、カーポートを単なる商品として販売しているわけではありません。愛車を長い間守り続ける「環境」をご提供しています。
2014年2月の雪害
2014年2月15日、私たちの意識を変える災害が起こりました。関東地方での大雪です。この時、10年に1度といわれる強い寒波が日本列島に流れ込みました。その大雪の影響で交通機関はマヒ、広い範囲で死傷者が出るほどの被害でした。
この時、多くのカーポートにも被害がでました。当時、関東地方で一般的だったのは「積雪20㎝」まで耐えられるカーポート。老朽化したカーポートが、積雪で破損することは以前からありましたが、この時は新しいものも含め「破損・倒壊」が相次ぎました。
その翌日のことです。当社の電話が鳴りやみません。緊急事態のため、スタッフを増員して対応するも、夜の9時をまわってもお客さまからの電話が鳴りやみませんでした。社員総動員で対応しても、間に合わないほどの問い合わせでした。
意識が変わった
お客さまに被害状況を伺うと、下記のような内容がほとんどでした。
「カーポートが倒れた」
「屋根パネルが抜け落ちた」
「梁(はり)が曲がった」
「屋根が落ちて、車が破損した」
カーポートは、あらかじめ設定された強度以上の力に耐えることはできません。また、カーポートの「耐積雪◯㎝」という強度表記は『湿り気が少ないふわふわの新雪で』という意味です。関東地方は、どちらかというと湿り気が多い雪。そんな場合、耐積雪20㎝のカーポートであっても、積雪10~15㎝で破損や倒壊の可能性もあります。
雪害が起こった場所が関東だったこともあり、世の中に大きな衝撃と影響を与えました。「関東地方は耐積雪20㎝」という私たち業界の常識が、この日を境に崩れ去りました。この出来事をきっかけに開発された、高強度タイプのカーポートもあります。
私たちにとっても、カーポートに対する意識が変わるきっかけとなった出来事です。
プロがすすめないといけない
あれほどの災害を経験したにも関わらず、強度よりも価格重視のカーポートをすすめているショップがほとんどです。お客さまが低価格に心惹かれることは仕方ありません。だからといって、販売者もそれでいいのでしょうか?
私たちは、災害を経験した1000人以上のお客さまの話をじかに聞き、強度が高いことこそがお客さまにとって一番いいことであると気づかされました。カーポートのプロとして、お客さまが欲しいものではなく、お客さまにとって最適なものを提案し続けます。