京都府宇治市N様のカーポート施工例【カーポートSC 2台用】

京都府宇治市にお住まいのN様から、ご意見・ご感想とカーポート完成後のお写真もいただきました。この度は、ご依頼いただき誠にありがとうございました。

カーポート施工例

カーポート完成写真

京都府N様 カーポート施工写真

京都府N様 カーポート施工写真

京都府N様 カーポート施工写真

商品仕様

商品名 カーポートSC 2台用
仕様 サイズ:奥行5,000㎜、横幅5,404㎜
高さ:ロング柱25(H2,500㎜)、ロング柱28(H2,800㎜)
カラー:<柱・梁>ブラック <屋根>クリエモカ
その他:異形対応部材
追加工事 ハツリ工事、奥行カット、正面台形加工

こちらからの質問や要望への対応のはやさ

いただきましたアンケート

商品を知ってすぐに購入しましたか?しなかった場合、その理由は?

しなかった。他の種類のカーポートより比較的に価格が高かったため。

購入商品に期待していることは何ですか?

雨よけと、外観のよさ

購入商品の好きな所、魅力を感じている所を教えてください。

デザインがよい。スタイリッシュ

コウケンネットで購入した決め手は何ですか?

施工自由度が一番高いうえに、最も価格が低かったため。

コウケンネットの安心できた点と不安になった点を教えてください。

安心、こちらからの質問や要望への対応のはやさ

施工業者の安心できた点と不安になった点を教えてください。

不安点、この商品のメーカー施工仕様を順守していない施工だが、その説明がなかった。

カーポート専門館スタッフより

カーポート専門館スタッフ

カーポート専門館

この度は、弊社のご利用誠にありがとうございました。複数社お見積りを取られていた中、弊社をお選びいただき大変嬉しく思います。カーポートSCはグッドデザイン賞を受賞している商品の為、新しいお家のお顔になったかと思います。また、屋根材はアルミ材の為、光を通さない事から屋根下の温度上昇も少々抑える事が出来る商品です。長く活躍出来る商品ですので、ご活用くださいませ。

気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください^^

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    カーポートのプロから解説

    京都府宇治市N様の「カーポートSC」2台用、非常にスタイリッシュに完成しましたね。ブラックの柱・梁と木調のクリエモカの屋根材という組み合わせは、LIXILが提案する「ツートンコーディネート」のお手本のような、上質で温かみのある仕上がりです。   

    この事例をご覧になって、あなたも「このデザイン、やっぱり格好良いな」「でも、うちの敷地にも合うだろうか?」「価格が高いと聞いたけど、実際どうなんだろう?」と、期待と少しの不安が入り混じった気持ちでお考えかもしれません。

    こんにちは。「コウケンNETカーポート専門館」の池本です。私はこれまで約20年間、数多くのカーポート施工に携わってきました。

    この「カーポートSC」は、N様が感じられた通り、現在も非常に人気の高い、LIXILを代表する現行品のカーポートです。この商品がなぜこれほどまでに支持されるのか、そしてこの事例から私たちが学ぶべき「本当に大切なこと」は何なのか。プロの視点から、少し深く、そして正直にお話しさせていただきます。   

    カーポートSCについて

    まず、この商品の最大の魅力は、N様も惹かれた「デザイン」です。2017年にグッドデザイン賞を受賞していることからも、そのデザイン性は専門家からも高く評価されています。   

    秘密は、屋根の構造にあります。従来のカーポートはポリカーボネートの屋根をアルミの骨組み(中骨)で支えるのが一般的でしたが、カーポートSCは屋根そのものをアルミの構造材にすることで「中骨レス」を実現しました。これにより、わずか40mmという驚異的な屋根の薄さと、ネジやボルトが一切見えない「ノイズレス」な外観を生み出しています。雨どいも柱と屋根に内蔵されており、まさに機能美の結晶だと私は思います。   

    しかし、このアルミ屋根には、N様が購入を迷われた「価格の高さ」という点以外にも、私が必ずお客様にお伝えする「トレードオフ(表裏一体の性質)」があります。   

    それは、「遮光性」と「遮熱性」です。

    アルミ屋根は、光を100%遮断します。そのおかげで、真夏の車内温度上昇を劇的に抑えることができます。LIXILの実験では、従来のポリカーボネート屋根下に比べ、ダッシュボードの表面温度が約23℃も低かったという結果が出ています。N様が期待された「雨よけ」だけでなく、夏の紫外線や熱から愛車を強力に守ってくれるのです。 

    ですが、当然ながら、カーポートの下は暗くなります。もし、カーポートの下でお子様が遊んだり、明るい作業スペースとして使いたいとお考えの場合は、この「完全な暗さ」がデメリットになるかもしれません。また、ポリカーボネートと違って屋根が汚れても下から見えないのはメリットですが、落ち葉などが溜まっていないか、たまに確認する必要はあります。   

    次に、安全性の話をさせてください。特に「風」に対する強さです。 この点において、プロとして一つだけ、あなたに知っておいていただきたい重要な情報があります。

    古い情報サイトなどを見ると、このカーポートの強さが「耐風圧強度 42m/秒」と書かれていることがあります。しかし、これは古い業界基準の表記です。現在、私たちプロが必ず確認するのは、国土交通省の定める「基準風速V0(ブイゼロ)」という、より現実に即した地域の風速基準です。   

    この基準で言うと、耐積雪強度20cmの一般地域用で1台用の「カーポートSC」の性能は「V0=40m/s」です。もし、あなたが台風の多い地域や、より強い風が吹く地域にお住まいの場合は、私たちは必ず、高強度モデルの「カーポートSC1500」という機種を選定し、ご提案します。  

    または着脱式サポート柱をおすすめします

    これは「商品を高くするため」ではありません。あなたの大切な財産と安全を守るために、絶対に妥協してはならない一線です。お見積りの際は、価格だけでなく、この「V0」の基準をしっかり確認してくれる業者かどうかを、厳しく見極めてください。

    そして最後に、この事例で私が最も重要だと感じた点、N様がアンケートに寄せてくださった「施工業者への不安」について、誠実にお話ししたいと思います。

    N様は、「この商品のメーカー施工仕様を順守していない施工だが、その説明がなかった」点に不安を感じられました。

    このN様の不安は、まったくもって正当なものです。 私は、たとえカーポートが完璧に建っていても、お客様の心に「不安」が残った時点で、その工事は成功とは言えない、と固く信じています。

    今回の事例では「ハツリ工事」、そして「奥行カット」「正面台形加工」という特殊な工事が行われています。

    まず「ハツリ工事」という言葉は少し怖い響きがしますが、これは既存のコンクリートの地面に、柱を建てるための「穴を開ける」作業のことで、後付け工事ではごく標準的で必要な工程です。   

    問題は、敷地に合わせて屋根をカットする「奥行カット」や「台形加工」です。 メーカーであるLIXILは、実はこうした現場での「屋根切り詰め」や「切り欠き」を想定しており、施工説明書にもその手順が記載されています。 つまり、加工すること自体が「非準拠」なのではなく、メーカーが定めた「手順通りに」加工する(例えば、切断面を漏水しないよう専用部材で完璧にシーリング処理するなど)ことが絶対条件なのです。   

    N様が不安を感じられたのは、おそらく、この最も重要で専門的な部分について、施工業者から「私たちはメーカーのこの仕様に準拠して、このように安全に加工しました」という「説明がなかった」からでしょう。

    N様は「施工自由度の一番高いうえに、最も価格が低かったため」にコウケンNETを選んでくださいました。しかし、私はあえて申し上げたい。

    「自由度の高い施工(=特殊加工)」と「最安値」は、本来、両立が非常に難しいものです。 複雑な加工には、高い技術と、通常よりも多くの時間(=コスト)が必要です。もし、安さだけを追求する業者がこうした加工を行えば、目に見えない部分でメーカーの仕様(例えば、防水処理やボルトの締め付けトルク)が守られていない可能性を否定できません。

    N様が感じられた「不安」、それこそが、私たちが何よりも避けなければならないことなのです。

    カーポートSCは、本当に素晴らしい商品です。しかし、この事例が私たちに教えてくれるのは、「何を選ぶか」と同じくらい、いえ、それ以上に「誰に工事を任せるか」が重要だということです。

    私たちの仕事は、商品を売ることではありません。複雑な工事の意図をすべてご説明し、10年後、20年後も「あの時、あなたに任せて本当に良かった」と思っていただける安心をお届けすることです。

    工事が完了してからが、私たちとあなたとの本当のお付き合いの始まりです。どんな些細なことでも、ご不安な点はいつでも私たちにご相談ください。

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