神奈川県川崎市T様のカーポート施工例【ネスカF 2台用】

神奈川県川崎市にお住まいのT様から、ご意見・ご感想とカーポート完成後のお写真もいただきました。この度は、ご依頼いただき誠にありがとうございました。

カーポート施工例

カーポート完成写真

神奈川県T様 カーポート施工写真

商品仕様

商品名 ネスカF 2台用
仕様 サイズ:横幅5,417㎜、奥行5,701㎜
高さ:ロング柱28(H=約2,800㎜)
カラー:シャイングレー
屋根材:熱線吸収ポリカーボネート(クリアマットS)
追加工事 ハツリ工事、柱引き抜き、柱移動、高さ調整、奥行カット、既存物撤去

見積金額比較した結果、最安値であったこと

いただきましたアンケート

商品を知ってすぐに購入しましたか?しなかった場合、その理由は?

すぐには購入しませんでした。合い見積もりをしたうえで判断しようと決めていたからです。

購入商品に期待していることは何ですか?

遮熱により車室内の温度上昇を抑えること。

購入商品の好きな所、魅力を感じている所を教えてください。

屋根材の色が選べるところは魅力的です。日差しを遮りながらも明るくしたいという思いがありましたので今回の色を選択しました。

コウケンネットで購入した決め手は何ですか?

見積金額比較した結果、最安値であったこと。また、納期も短納期対応いただけたことが決め手です。

コウケンネットの安心できた点と不安になった点を教えてください。

安心点は、施工業者さんが現場でお見積り作業する際に、設置場所に対して適切な施工方法、製品紹介をしていただけたこと。それらがしっかりと見積書に反映されていたという点です。不安になった点は、とくにはありません。

施工業者の安心できた点と不安になった点を教えてください。

見積もり段階から設置場所に対する問題点、それに対する改善提案をしていただけること。また、あと追加費用が発生するかもしれない内容を事前にお知らせしていただいた点は好印象です。

カーポート専門館スタッフより

カーポート専門館スタッフ

カーポート専門館

相見積もりで比較・検討いただく中で、弊社でご購入いただき誠にありがとうございました。貴重なご意見として相見積もり先との価格差等も記載くださり、ありがとうございます。顔の見えない中でのやり取りではございましたが、ご満足いただける取引になったようで安心しました。今後ともよろしくお願いいたします。

気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください^^

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    カーポートのプロから解説

    川崎市T様の「ネスカFワイド」の施工事例、ご覧いただけましたでしょうか。シャイングレーの本体とクリアマットSの屋根が、とてもすっきりと清潔感のある仕上がりになりましたね。

    この事例をご覧になって、「うちにも設置できるだろうか」「屋根材の遮熱効果って実際どうなんだろう」「費用はいくらくらいかかるのかな」と、いろいろとお考えのことと思います。

    T様の事例、実は完成写真もさることながら、一緒にお寄せいただいた「アンケート」と「追加工事」の項目に、カーポート選びで後悔しないための非常に大切なヒントが隠されています。

    業界経験約20年のプロの視点から、このT様の事例を深掘りし、あなたのカーポート選びに本当に役立つ「知っておくべきこと」を誠実に解説させていただきます。

    ネスカFついて

    まず、T様が選ばれた商品、LIXILの「ネスカF」についてです。これはフラット(F)な屋根が特徴の、非常に人気の高いスタンダードモデルです 。この事例は少し前のものかもしれませんが、「ネスカF」は現在も多くの方に選ばれ続けている現役の定番商品なんです 。私自身、機能美を追求したシンプルなデザインはとても好きで、どんなお住まいにも調和しやすい、間違いのない選択肢の一つだと感じています。   

    T様はアンケートで、カーポートに期待することとして「遮熱により車室内の温度上昇を抑えること」、そして商品の魅力として「日差しを遮りながらも明るくしたい」という点を挙げていらっしゃいます。

    これは、私たちがお客様からいただくご相談の中でも、最も多いお悩みの一つです。「屋根で暗くなるのは嫌だ。でも、夏の車内の猛烈な暑さはどうにかしたい」。この二つは、ある意味で相反するご要望です。

    T様が選ばれた「熱線吸収ポリカーボネート(クリアマットS)」は、まさにその「中間」をとった賢い選択です。光は通しながらも(クリアマットSはすりガラス調で明るさを拡散させます)、熱線(赤外線)を吸収して車内温度の上昇を和らげます。

    よく「遮熱効果はどれくらいありますか?」とご質問をいただきます。カタログの数字は以下の通りです。

      今回は一番右の熱線吸収ポリカーボネート板(クリアマットS)です。

    最も明るい「一般的ポリカのクリアマット」とほぼ同じ明るさですが、熱線カット率はアップさせています。T様のように「遮熱も明るさも」という方には、まさにぴったりの屋根材です。   

    見積項目と金額について

    さて、ここからが今回の事例で最もお伝えしたい「核心」の部分です。

    T様は、弊社に決めた理由として「見積金額比較の結果、最安値であったこと」を挙げてくださいました。これは大変ありがたいお言葉です。しかし、同時に「安心できた点」として、次のようにも書かれています。

    「施工業者さんが現場でお見積り作業する際に、設置場所に対して適切な施工方法、製品紹介をしていただけたこと。それらがしっかりと見積書に反映されていた」 「見積もり段階から設置場所に対する問題点、それに対する改善提案をしていただけること。また、あと追加費用が発生するかもしれない内容を事前にお知らせしていただいた点は好印象です」

    一見すると、「最安値」を求めながら「問題点や追加費用を指摘してくれる」ことを評価するのは、矛盾しているように聞こえるかもしれません。

    ですが、これこそが「本当に価値のある見積もり」だと私は断言します。

    T様の「追加工事」のリストを見てみましょう。「ハツリ工事」「柱引き抜き」「既存物撤去」「奥行カット」…。これは、T様のお宅が「何もない更地に、カタログ通りの商品をポンと置く」ような簡単な工事ではなかったことを示しています。

    「ハツリ工事」とは、すでにコンクリートが打設されている駐車場に、カーポートの柱を立てるための穴を開ける作業のことです 。コンクリートを削る作業は、騒音も出ますし、専門の道具も技術も必要です。   

    さらに重要なのが「既存物撤去」と「柱引き抜き」です。これは、T様のお宅に古いカーポートがすでにあったことを意味します。古いカーポートの撤去には、実は「簡単な方法」もあります。

    「簡単な方法」とは、古い柱を地面スレスレで切断して、上からモルタルで蓋をして隠してしまうやり方です 。これは作業が早く、費用も安く見えます。 しかし、T様の工事は「柱引き抜き」とあります。これは、地中に埋まっている古い柱の「基礎コンクリートごと」掘り起こして撤去する、「正しい方法」を行ったことを示しています 。なぜなら、新しいカーポートの柱を最適な位置に建てる際、地中に古い基礎が残っていると邪魔になってしまうからです 。この作業は、柱を切断するだけの場合と比べて、何倍も手間と時間がかかります 。   

    つまり、T様が選んでくださった「最安値」とは、こうした現場で絶対に必要になる「ハツリ工事」や「大変な基礎の撤去作業」の費用を、最初から隠さずに全て見積書に記載した上での「誠実な価格」だった、ということです。

    もし、他社さんがこれらの作業をわざと見積もりから外し、「工事当日になってから『追加です』」と言うつもりだったとしたら…そちらの見積書の方が、T様が選んだ見積書よりも「安く見えた」かもしれません。

    T様は、その「見せかけの安さ」ではなく、事前に問題点を全て洗い出し、誠実な見積もりを出した業者を「最安値」として、そして「信頼できる」として選んでくださった。プロとして、これほど嬉しいことはありません。

    カーポートのような大きな買い物で、目先の安さだけで選ぶことは、私は決してお勧めしません。大切なのは、あなたの家の敷地に合わせて「奥行カット」や「高さ調整」といった現場加工まできちんと行い、見えない「基礎」の部分まで手を抜かずに施工してくれる、信頼できるパートナーを見つけることです。

    私たちの仕事は、工事を完了させて終わり、ではありません。そこから10年、20年と、台風や大雪からお客様の大切なお車を守り続けるカーポートを、安心してお使いいただく。そのお手伝いをし続けることこそが、私たちの本当の役割だと考えています。「売りっぱなしにしない」。それが私たちの信条です。

    もし、他社の見積もりを見て不安になったり、ご自宅の敷地が特殊で「設置できるか心配」と感じていらっしゃったりするなら、どうぞお気軽にご相談ください。しつこい営業は一切しませんのでご安心ください。

    2台用のカーポートはこちらから選択できます