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カーポートの屋根材の種類と特長

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カーポートの屋根材の素材は、大きく3種類に分かれます。屋根材の種類が違うことによって、カーポートの見た目や性能も変わります。それぞれの特長をご紹介します。

屋根下明るい「ポリカ」

屋根材がポリカのカーポート

カーポート中で、最も一般的なものと言えば、この屋根材がポリカのカーポートです。積雪地域では、強度不足で設置できない商品も多いため、雪国の方は見たことがない人もいるかもしれませんが、一般地域ではポピュラーな屋根材です。

ポリカとは、正式には「ポリカーボネート」という名前のプラスチック素材のことです。この屋根材の特長は、光を通す点です。つまり、屋根下が明るいということですね。光を通す屋根材と言えば、昔はアクリルや塩化ビニール(塩ビ)が使われていました。現在は、ポリカーボネートがより強度も高く、耐久性もあるため、一般的となっています。

リクシルのカーポートのポリカは、紫外線をほぼ100%カット、強度はガラスの200倍あります。さらに、下記表のような種類があり、それぞれ屋根下の明るさ(全光線透過率)や温度上昇をどのくらい抑えるか(熱線カット率)が異なります。通常のポリカの他、熱線(近赤外線)をカットする機能をプラスした「熱線吸収ポリカ」という種類もあります。屋根で熱をカットすることで、車内の温度上昇を抑えてくれるので、おすすめの屋根材です。

種類全光線透過率熱線カット率
クリアブラウン49%34%
クリアブルー31%37%
クリアマット83%20%
熱線吸収 / ブルーマットS17%52%
熱線吸収 / クリアマットS80%36%

熱線遮断FRP板

リクシルの光を通す屋根材には、熱線遮断FRP板という種類もあります。見た目はポリカに似ていますが、この素材はポリカではありません。FRPとは、樹脂とガラス繊維でできた素材です。熱線を70%と大幅カットしますが、金額もかなり上がってしまいます。

おしゃれな「アルミ」

屋根材がアルミのカーポート

アルミとは、正式には「アルミニウム」です。よく使われる素材なので聞き慣れた名前ですね。アルミの特長は、「軽くて・丈夫で・さびにくい」という点です。そのため、カーポートといったお家の外に設置される商品(エクステリア)の部材に採用されています。

リクシルには、屋根まですべてアルミで作られたカーポートがあります。有名なデザイン賞を受賞するほど、デザイン性を重視したカーポートです。その上、強度も高く、光が遮断されるため、お車にもやさしいこのカーポートは、アルミだからこそできた逸品です。

強度が高い「折板」

屋根材が折板のカーポート

積雪地域でよく見かけるこの屋根材は、折板と呼ばれています。ガルバリウム鋼板を、山谷山谷の形に折って強度を上げています。雪だけでなく風に対する強度も高いため、積雪地域だけでなく全国的に依頼があります。折板については、下記ページで詳しく解説していますので、そちらもご覧ください。

関連ページ 折板カーポートの「折板」ってどんなもの?

デザイン・強度・価格で決まる

ここまで、屋根材をご紹介してきましたが、カーポートを「まずは屋根材から選ぶ」という人は、あまりいません。カーポートを選ぶ時は「デザイン」「強度」「価格」、この3つがポイントです。この中のどれを最も重視し、どういうバランスで商品を選ぶかによって、おのずと屋根材も決まってくるでしょう。まずは、どんなカーポートがあるか知ることから、スタートしてみてください。

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