折板カーポートの「折板」ってどんなもの?
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カーポートのジャンルの中に「折板カーポート」というものがあります。折板の読み方は「せっぱん」です。聞き慣れない人が多いと思いますので、もう少し具体的に言うと「屋根の部分が折板と呼ばれる材料で作られたカーポート」のことです。では、この「折板」とは、一体どういうものでしょうか?(折半とよく間違われますが、正しくは「板」です)
目次
形状
折板は、山谷山谷となるように波状に折られた形をしています。鉄板の厚さは1㎜以下と薄いですが、こうやって折り曲げることで、強度を上げています。折板カーポートに使われる折板は、1枚あたりの幅600㎜、山ピッチ200㎜、高さ88㎜のサイズのものが使われています。
板の厚さは、0.6㎜と0.8㎜があり(ポリカ折板は2㎜)、カーポートの柱本数などによって、使い分けがされています。折板は、軽くて強度があり、しかも建材としては安価なので、工場や倉庫の屋根などにも使われることがよくあります。
材質
スチール折板
スチールとは「鉄(鋼)」のことです。ただ、カーポートはずっと屋外にあるものなので、鉄だけだとすぐにサビてしまいます。そのため、スチール折板には「ガルバリウム鋼板」という素材が使われています。ガルバリウム鋼板とは、鉄の表面にガルバリウムという合金をメッキ加工したものです。まったくサビないことはないですが、鉄よりも耐久性が上がります。
この他にも、リクシルのカタログには「カラー鋼板」という表記がありますが、これはガルバリウム鋼板の表面に、さらに塗装加工をしたものです。スチール折板と言えば、通常はこのカラー鋼板となりますが、地域によっては塗装のないガルバリウム鋼板になる場合もあります。
ポリカ折板
ポリカとは、正式には「ポリカーボネート」と呼ばれます。この素材はとても優秀で、光を通しますが紫外線はほぼ100%カットし、強度はガラスの200倍あります。ただ、スチール折板に比べ、価格はかなり上がります。
おすすめの折板カーポート
折板カーポートは、積雪地域では、ごく一般的なカーポートですが、雪だけでなく風にも強いため、今では全国各地から依頼があります。当店は、リクシルというメーカーのカーポートを専門に取り扱っており、長年リクシルの折板カーポートを設置してきましたが、過去風雪被害ゼロの最強カーポートです。強度面で、少しでも安心したいという方には、かなりおすすめの商品です。