東京都A様のカーポート施工例【フーゴR 袖壁 1500 1台用】

東京都八王子市にお住まいのA様から、ご意見・ご感想とカーポート完成後のお写真もいただきました。この度は、ご依頼いただき誠にありがとうございました。

カーポート施工例

カーポート完成写真

東京都A様 カーポート施工写真

東京都A様 カーポート施工写真

商品仕様

商品名 フーゴR 袖壁 1500 1台用
仕様 サイズ:横幅2,997㎜、奥行4,980㎜
柱:標準柱(H=約2,200㎜)
カラー:シャイングレー
屋根材:ポリカーボネート(クリアブラウン)
その他:落雪カバー
追加工事 ハツリ工事、既存カーポート解体撤去、落雪カバー取り付け

ネット検索で上位に表示された

いただきましたアンケート

商品を知ってすぐに購入しましたか?しなかった場合、その理由は?

以前に4本支柱のカーポートについて、ネットで検索した会社に現地調査を依頼したことがあり、今回のモデルについてもその会社に照会しましたが再調査はできないとのことでした。そのため再度ネット検索し御社に依頼しました。なお、4本支柱のカーポートの調査では玄関側の地中配管と支柱が干渉するため工事不可とのことでした。

購入商品に期待していることは何ですか?

数年前に50cm程度の積雪があり、近所でカーポートの倒壊が多数発生したので耐積雪強度を重視した。

購入商品の好きな所、魅力を感じている所を教えてください。

上記の回答と同じで耐積雪強度。

コウケンネットで購入した決め手は何ですか?

ネット検索で上位に表示された。

コウケンネットの安心できた点と不安になった点を教えてください。

支柱固定のコンクリート面積が狭く大量降雪時に強度の不安がある。

施工業者の安心できた点と不安になった点を教えてください。

小さなことですが不安な点が2点あります。<br>1.雨樋で竪樋と反対側の端部付近だけ僅かに逆勾配になっている。<br>2.パネルを上から固定する板がパネルと密着していない箇所(2箇所)がある。

カーポート専門館スタッフより

カーポート専門館スタッフ

カーポート専門館

他社様との相見積もりの結果、弊社をお選びくださりありがとうございました。設置後にご不安になられた点があったようですが、貴重なご意見としてアンケートに記載いただけましたので、すぐに現場にお伺いして施工士からご説明させていただくことができました。ありがとうございました。今後もお使いいただく中で気になる点など、なにかございました際にはいつでもご連絡くださいませ。

気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください^^

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    カーポートのプロから解説

    東京都八王子市のA様の施工事例、ご覧になられましたでしょうか。完成後のお写真とともに、施工時の率直なご感想や、少しヒヤリとしたご指摘まで詳細にいただき、私としても身の引き締まる思いです。この事例をご覧になって、「自分の家も雪が心配だ」「敷地に制限があるけれど設置できるだろうか」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

    ここからは、コウケンNETカーポート専門館の池本が、プロの視点でこの事例を深掘りし、皆さまのカーポート選びに役立つ情報をお話しします。

    設置したカーポート商品について

    まず最初にお伝えしておきたいのは、今回A様がお選びになった「フーゴR 袖壁 1500タイプ」は、2025年11月現在でもLIXIL(リクシル)の主力商品として販売されている現行モデルだということです。「フーゴ」シリーズは、近年の大型化する台風や予期せぬ積雪に対応するために開発された、強靭な設計が特徴のカーポートです。

    その中でもこの「1500タイプ」というのは、耐積雪性能が50cm相当あることを示しています。A様がお住まいの八王子市などは、都心に比べて雪が深く積もることがあり、過去に近隣でカーポートの倒壊を目撃されたというA様の懸念はもっともです。一般的なカーポートの耐積雪強度は20cm相当が多いのですが、そこをあえて50cm対応の「1500タイプ」にグレードアップされた選択は、プロの私から見ても非常に賢明で、安心を買うという意味でベストな判断だったと思います。

    また、この事例にはもう一つ、皆さまに知っていただきたい重要なポイントがあります。

    それは「地下埋設物による制約」です。A様は当初、より強固な4本柱のカーポートをご検討されていましたが、他社様の調査で「玄関側の地中配管と柱が干渉するため工事不可」と判断されてしまいました。

    実はこれ、カーポート設置ではよくある壁なんです。水道管やガス管が駐車場の地下を通っていることは珍しくなく、4本柱だとどうしてもその配管の上に柱が来てしまうことがあります。

    そこで活躍するのが、今回採用された「片側支持(片流れ)」タイプのフーゴRです。片側だけに柱を建てる構造なので、配管がない側に柱位置を寄せることで、無事に設置が可能になりました。さらに、A様が選ばれた「袖壁(そでかべ)」仕様にご注目ください。これは通常の柱に加えて、屋根のサイドに壁状のパネルが一体化したデザインになっています。

    これにより、片側支持でありながらデザイン的な重厚感が増し、横からの雨風の吹き込みも軽減できるというメリットがあります。敷地の制約をクリアしつつ、強度と機能性を確保した、まさに現場対応力の勝利と言えるでしょう。

    工事内容について

    施工の内容についても少し専門的な補足をさせてください。今回の工事には「ハツリ工事」が含まれています。これは、既に舗装されている土間コンクリートやアスファルトの一部に、柱を立てるための穴を開ける必要な工事のことです。特別なことではなく、リフォーム工事ではごく一般的な工程ですのでご安心ください。

    また、A様がアンケートで「コンクリート面積が狭く強度が不安」と仰っていましたが、私たちプロはメーカーが定めた「基礎寸法」と、その土地の地耐力を考慮して施工を行います。見た目は小さく見えても、地中深くでしっかりと柱を支える構造になっています。もちろん、ご不安な場合は今回のように遠慮なくお尋ねいただければと思います。

    最後に、施工後の不備についても触れなくてはなりません。雨樋の勾配やパネルの固定に不備があり、A様にはご心配をおかけしてしまいました。ここは正直にお話ししますが、施工も人間が行うものですので、稀に調整不足が発生してしまうことがあります。

    しかし、大切なのはその後の対応です。私たちは「売りっぱなし」には決してしません。A様からのご指摘を受けてすぐに現場へ急行し、責任を持って修正させていただきました。カーポートは設置して終わりではなく、そこから10年、20年と長く使っていただくものです。だからこそ、商品スペックの高さだけでなく、何かあった時にすぐに駆けつける施工店の姿勢も、選び方の重要な基準にしていただければと思います。

    今回の事例のように、土地の条件や気候への対策は、カタログを見るだけでは判断が難しいものです。ご自宅の配管状況や、必要な耐雪・耐風性能(ちなみにフーゴは基準風速V0もしっかり担保されています)について、少しでも迷われたら、ぜひ私たちにご相談ください。長年の経験をもとに、あなたの住まいに最適な一台をご提案します。

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