徳島県板野郡松茂町N様のカーポート施工例【フーゴR 1台用】

徳島県板野郡松茂町にお住まいのN様から、ご意見・ご感想とカーポート完成後のお写真もいただきました。この度は、ご依頼いただき誠にありがとうございました。

カーポート施工例

カーポート完成写真

徳島県N様 カーポート施工写真

商品仕様

商品名 フーゴR 1台用
仕様 サイズ:①奥行5,382㎜、横幅2,999㎜ ②奥行4,980㎜、横幅2,400㎜
高さ:標準柱(H=2,196㎜)
カラー:シャイングレー
屋根材:熱線吸収ポリカーボネート(クリアマットS・すりガラス調)
オプション;屋根材ホルダー
追加工事 ハツリ工事、横幅カット、屋根材ホルダー取付

連絡に対して、きちんと対応してもらえた

いただきましたアンケート

商品を知ってすぐに購入しましたか?しなかった場合、その理由は?

商品を知ってすぐに購入しました。

購入商品に期待していることは何ですか?

商品の頑丈でしっかりしているにもかかわらず、スタイリッシュであること。

購入商品の好きな所、魅力を感じている所を教えてください。

デザインよく仕上がっており、近所のひとも素晴らしいと言ってくれたこと。

コウケンネットで購入した決め手は何ですか?

NETに掲載されているデザインが気にいったから。

コウケンネットの安心できた点と不安になった点を教えてください。

こちらからの連絡に対して、きちんと対応してもらえたので、安心できた。商品を数種類リストアップし、商品ごとの値段を提示していたので、安心できた。

施工業者の安心できた点と不安になった点を教えてください。

測定時から施行まで,時間を要したのが、少し不安であった。しかし、施行開始後は、1日目の出来上がりをみて、完成状態が予測でき、安心した。

カーポート専門館スタッフより

カーポート専門館スタッフ

カーポート専門館

この度は、弊社のご利用誠にありがとうございました。今回、変形地の敷地にカーポートを建てる事となりましたが、カーポートを2台設置する事で、上手く敷地を有効活用出来るような納まりで設置する事が出来ました。雨の日でもお車の乗り降りに便利です。年間を通して、活躍出来る商品ですので、ご活用くださいませ。今後ともコウケンネットを、どうぞよろしくお願い致します。

気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください^^

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    カーポートのプロから解説

    徳島県板野郡松茂町のN様、この度は素敵なカーポートの完成おめでとうございます。また、貴重なご感想とアンケートへのご回答、誠にありがとうございます。お写真を拝見しましたが、変形地という難しい条件をものともせず、非常に美しく納まっていますね。

    この事例をご覧になっているあなたも、もしかすると「ウチの敷地は少し形が変わっているけれど、カーポートは建てられるのだろうか」「カタログ通りのサイズが入らない場所はどうすればいいのか」といったお悩みをお持ちではないでしょうか。あるいは、今回採用されている「フーゴR」という商品が、ご自身の家に合うのかどうか気になっているかもしれませんね。

    ここでは、コウケンNETカーポート専門館の池本が、プロの視点から今回の施工事例を紐解き、あなたが後悔のないカーポート選びをするために役立つ情報をお話しさせていただきます。少し長くなりますが、これからカーポートを検討される上で非常に大切なポイントを詰め込みましたので、ぜひ最後までお付き合いください。

    設置したカーポート商品について

    まず、今回の事例で採用されている商品「LIXIL フーゴR」について解説しましょう。結論から申し上げますと、この商品は2025年12月現在においても、LIXILのカーポートラインナップの中で「主力」かつ「スタンダード」として不動の地位を築いている現行品です。

    私がこの業界に20年近く身を置いてきた中で、この「フーゴ」シリーズの登場は一つの革命でした。それまでの一般的なカーポートは、風に対する強さの基準がもう少し低い設定が当たり前だったのですが、このフーゴは標準仕様で「基準風速V0(ブイゼロ)=36m/s」という高い強度を実現してデビューしました。

    専門的な数値の話で恐縮ですが、この「V0=36m/s」というのは、近年の大型化する台風にも十分に備えられる頼もしい数値です。N様がアンケートで「商品の頑丈でしっかりしている」と期待されていた通り、見た目のスマートさと裏腹に、非常に骨太な強さを秘めているのがこの商品の最大の特徴です。現在は他メーカーも含め、この強度が業界の新しいスタンダードになりつつありますが、その先駆けとなったのがこのフーゴシリーズなんですよ。

    N様が選ばれた「R型」というのは、屋根がアール(曲線)を描いているデザインを指します。日本の住宅事情において、この柔らかな曲線のフォルムは、どんな建物の外観にも優しく馴染むため、私は個人的にとてもお勧めすることが多いデザインです。「スタイリッシュであること」をご希望されていたN様にも、ご満足いただけたようで何よりです。

    設置したポイント

    さて、今回の施工事例で私が最も注目し、皆さんに知っていただきたいポイントは「変形地への対応」と「2台分の駐車スペースの作り方」です。

    通常、お車を2台停めるスペースがある場合、大きな梁(はり)で2台分を覆う「ワイドタイプ」や「合掌タイプ」と呼ばれる一体型のカーポートを選ぶのが一般的です。しかし、今回のような敷地の形状が四角形ではない、いわゆる変形地の場合、既製品の大きなカーポートをそのまま設置しようとすると、敷地からはみ出してしまったり、逆にデッドスペースが生まれてしまったりすることがあります。

    そこで我々プロが提案するのが、今回のように「1台用のカーポートを2セット、それぞれの場所に最適化して設置する」という方法です。仕様をご覧いただくと、1台目は横幅約3m、2台目は横幅2.4mと、サイズが異なっているのがお分かりいただけると思います。これは、敷地の幅に合わせて商品を使い分けている証拠です。

    さらに、オプション工事として「横幅カット」が行われています。これはメーカーの工場、あるいは現場の職人の手によって、屋根の幅を数センチ単位で切り詰める加工のことです。既製品のサイズではどうしても入らない、あるいは柱の位置が邪魔になるといった場合に、この加工を行うことで、まるでオーダーメイドのように敷地ピッタリに納めることができます。N様の事例が美しく見えるのは、こうした細かい調整計算が裏にあるからなのです。

    また、アンケートの中で「測定時から施工まで時間を要した」という点に不安を感じられたとありました。これについては、正直に申し上げますと、こうした「カット加工」や「変形地対応」を伴う場合、どうしても準備期間が必要になってしまう側面があります。

    私たちは「早く工事を終わらせる」ことよりも「間違いのない寸法で納める」ことを最優先にしています。特に敷地に合わせて商品を加工する場合、一度切ってしまえば元には戻せません。そのため、現場確認から発注、そして部材の準備までに慎重なプロセスを経ることになります。お客様をお待たせしてしまうのは心苦しいのですが、結果としてN様が「完成状態が予測でき、安心した」とおっしゃってくださったように、確実な工事をご提供するための必要な時間だとご理解いただければ幸いです。

    工事やオプションについて

    施工内容についても少し触れておきましょう。「ハツリ工事」という記載がありますが、これは既存の土間コンクリートやアスファルトに、柱を立てるための穴を開ける必要な工事のことです。すでに駐車場が整備されている場所にカーポートを後付けする際には、ほぼ必ず発生する一般的な工程ですので、特段ご心配には及びません。

    加えて「屋根材ホルダー」というオプションも追加されていますね。これは屋根パネルが強風で飛ばされないように補強する部材です。先ほどフーゴは風に強いと申し上げましたが、このホルダーを追加することで、台風時の安心感はさらに高まります。特に風の通り道になりやすい立地や、沿岸部に近い地域の方には、私が自信を持ってお勧めする「転ばぬ先の杖」となるオプションです。

    最後になりますが、今回のN様の事例は、単に商品を設置しただけでなく、敷地の形状という課題を「商品の組み合わせ」と「加工技術」で解決した、非常に参考になるケースでした。

    これからカーポートを検討されるあなたに、私からお伝えしたいのは「土地の形が変わっていても、諦める必要は全くない」ということです。現行の「フーゴ」シリーズはサイズ展開も豊富で、今回のような柔軟な対応が可能です。

    「ウチの駐車場は台形だから無理かな」「柱の位置が配管に当たりそうだけど大丈夫かな」など、現地特有の悩みこそ、私たちプロの腕の見せ所です。カタログを眺めるだけでは分からない解決策が、現場には必ずあります。

    もし、ご自宅の敷地条件で迷われているようでしたら、ぜひ一度私たちにご相談ください。私が20年の経験をもとに、あなたの住まいに最適な「正解」を一緒に導き出します。N様のように、完成後に「近所の人にも素晴らしいと言われる」ような自慢のカーポートを、あなたにもお届けできる日を楽しみにしています。

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