奈良県奈良市Y様のカーポート施工例【ネスカF 2台用】

奈良県奈良市にお住まいのY様から、ご意見・ご感想とカーポート完成後のお写真もいただきました。この度は、ご依頼いただき誠にありがとうございました。

カーポート施工例

カーポート完成写真

奈良県Y様 カーポート施工写真

商品仕様

商品名 ネスカF 2台用
仕様 サイズ:横幅5,417mm、奥行5,002mm
高さ:ロング柱25(H=2,460mm)
カラー:ブラック
屋根材:熱線吸収ポリカーボネート(ブルーマットS)
追加工事 残土・ガラ処分

対応の速さと価格

いただきましたアンケート

商品を知ってすぐに購入しましたか?しなかった場合、その理由は?

購入した

購入商品に期待していることは何ですか?

耐久性

購入商品の好きな所、魅力を感じている所を教えてください。

デザイン性

コウケンネットで購入した決め手は何ですか?

対応の速さと価格

コウケンネットの安心できた点と不安になった点を教えてください。

特なし

施工業者の安心できた点と不安になった点を教えてください。

丁寧な説明だった

カーポート専門館スタッフより

カーポート専門館スタッフ

カーポート専門館

この度は弊社でカーポートのご依頼をいただきましてありがとうございます。
お車ともマッチしている素敵な仕上がりになりましたね。
早速ご活用いただけており嬉しいです。
また何かお力になれることがありましたら、お気軽にご連絡くださいませ。

気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください^^

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    カーポートのプロから解説

    奈良市Y様のカーポート、完成しましたね。ブラックの本体に、屋根材のブルーマットSが映えて、お車とも見事に調和していますね。Y様、この度は誠にありがとうございました。

    さて、この施工事例をご覧になって、あなたも「うちも、こういうスッキリしたデザインのカーポートがいいな」「この『ネスカF』という商品は、今も人気があるんだろうか?」あるいは「屋根材の色が濃いようだけど、駐車場は暗くならないかな?」など、様々なことをお考えかもしれません。

    はじめまして。コウケンNETカーポート専門館の池本と申します。私はこの道20年になりますが、カーポートは「建てて終わり」ではない、お客様の生活に長く寄り添う大切な設備だと考えています。

    今日はこのY様の事例をもとに、あなたがカーポート選びで後悔しないために、専門家として「知っておいてほしい大切なポイント」を、正直にお話ししようと思います。

    まず、Y様が選ばれたLIXILの「ネスカF」ですが、これは現在も多くのお客様に選ばれ続けている、非常に息の長い「定番」の商品です。

    LIXILのラインナップの中では「エントリーモデル」という位置づけですが、私たち施工店から見ても、機能と価格のバランスが非常に良く、まさに「日本で最もスタンダードなカーポート」と呼べる商品です。Y様が「デザイン性」に魅力を感じられたように、この飽きのこないシンプルなフラットデザインが、長く愛される理由でしょうね。

    カーポートの高さについて

    Y様のアンケートでは「耐久性」に期待するとありましたが、私が仕様書を拝見して「これは賢明なご判断だな」と感心したのは、実は「柱の高さ」です。

    Y様は「ロング柱25(高さ約2.5m)」を選ばれています。カーポートには、もう少し価格を抑えられる「標準柱(約2.2m)」という選択肢もあります。

    ですが、想像してみてください。今お乗りの車がワンボックスやSUVだったとして、雨の日にトランク(バックドア)を開けたら…ガツン、と屋根にぶつかってしまう。2.2mの柱では、これが実際に起こり得ます。

    また、駐車場の周りが擁壁で囲われているので、屋根の低いカーポートだと圧迫感が出てしまいます。
    低くするとその分、雨や直射日光をガードできるようになりますが、ここはトレードオフですね。Y様はH25柱で、良い選択だと思います。

    カーポートは10年、20年と使うものです。目先の数万円を節約して、毎日車を使うたびにストレスを感じるべきではありません。Y様のように、将来の車の買い替えも見越して「ロング柱25」を選ぶこと。これは価格以上に大切な「使い勝手」への投資であり、私がいつもお客様にお勧めしているポイントです。

    カーポートの屋根材について

    もう一つのポイントは、屋根材です。Y様は「熱線吸収ポリカーボネート(ブルーマットS)」を選ばれました。

    お客様から「この屋根材は、暗くなりませんか?」と、よくご質問をいただきます。

    正直にお伝えしますと、光を遮るのですから、標準の透明なタイプに比べれば、駐車スペースは少し暗くなります。ですが、Y様は「暗さ」よりも「夏の快適さ」と「プライバシー」を優先されたのだと思います。

    この屋根材の最大の目的は、その名の通り「熱線」を吸収し、真夏の車内温度の上昇を和らげることです。また、「ブルーマットS」というすりガラス調の色は、周囲からの視線を遮る「目隠し効果」も高めてくれます。

    もし、カーポートを建てる場所がリビングの真ん前で、とにかく明るさが欲しいという場合は、透明なタイプが良いでしょう。逆に、Y様のように日当たりが良すぎて夏の暑さにお困りの場合や、道路からの視線が気になる場合には、この屋根材は非常に優れた選択肢になります。

    最後に、一番大切な「安全」の話をします。Y様は「耐久性」に期待されていますが、この「ネスカF」の基本性能は「耐積雪20cm」「基準風速V0=36m/秒」です。

    Y様がお住まいの奈良市のように、雪が少なく、台風の直撃も比較的稀な地域であれば、これは十分な性能です。

    しかし、私の信条は「売りっぱなしにしない」こと。もし、これを読んでいるあなたのお住まいが、高台や田畑の真ん中など、風が吹き抜ける「風の強い場所」であった場合…。

    その場合は、正直に他の選択肢もご提案します。例えば、フーゴF2台用(基準風速V0=40m/秒)やカーポートSC2台用(基準風速V0=42m/秒)などです。

    『じゃあ、そっちの方が良いじゃないか』と思われましたか?…そう単純ではないのが、この仕事の難しいところです。性能が上がれば、価格も少し上がります。大切なのは、あなたの土地に「42m/s」の強度が本当に必要かどうか。

    36m/sで十分安全な場所に、オーバースペックで高価なものをお勧めするのは、誠実な仕事ではありません。私たちは、その「見極め」のために存在しています。Y様が「対応の速さと価格」で私たちを選んでくださったように、私たちは常にお客様にとっての「最適」をご提案します。

    このように、一つの施工事例にも、Y様が悩んで選ばれた「柱の高さ」や「屋根材」、そして私たちがプロとして考える「立地と強度のバランス」など、たくさんの知見が詰まっています。

    この解説が、あなたのカーポート選びのヒントになれば、これほど嬉しいことはありません。

    どんな些細なことでも構いません。「うちの場合はどうだろう?」と気になったら、どうかお気軽にご相談ください。お話しできるのを楽しみにしております。

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