福岡県太宰府市Y様のカーポート施工例【ネスカR 1台用】

福岡県太宰府市にお住まいのY様から、ご意見・ご感想とカーポート完成後のお写真もいただきました。この度は、ご依頼いただき誠にありがとうございました。

カーポート施工例

カーポート完成写真

商品仕様

商品名	ネスカR 1台用
仕様	サイズ：横幅2,999㎜、奥行4,980㎜高さ：標準柱（H=2,196㎜）カラー：シャイングレー屋根材：熱線吸収ポリカーボネート（ブルーマットS）その他：耐積雪・耐風圧パッケージ
追加工事	ハツリ工事、耐積雪・耐風圧パッケージ取付、土間コンクリート打設

長期保証を受けられること、施工実績の多さ

いただきましたアンケート

商品を知ってすぐに購入しましたか？しなかった場合、その理由は？

他社と比較したため、すぐには発注しなかった。

購入商品に期待していることは何ですか？

商品自体には耐久性を期待。効果としては車両ボディの劣化抑制、冬のガラス凍結抑制などを期待。

購入商品の好きな所、魅力を感じている所を教えてください。

家屋にマッチした色が選べ、屋根材も種類が多く、価格も手頃。

コウケンネットで購入した決め手は何ですか？

現地確認に来られた職人さんにプロを感じたこと、かつ価格も納得できたこと。

コウケンネットの安心できた点と不安になった点を教えてください。

安心：長期保証を受けられること、施工実績の多さ、着手金の支払いがなかったこと。<br>不安：会社が遠方なため、やりとりがスムーズにいけるか心配だったが、特に問題なかった。　

施工業者の安心できた点と不安になった点を教えてください。

安心：話しぶりからきちんとした施工をしてくれる印象を受けた。また、別途、車庫内の左官工事を依頼したが、その職人さんもちゃんと名刺を渡してくれたため、責任感を持った施工が期待でき、成果品にも満足できた。<br>不安：特になし

カーポート専門館スタッフより

カーポート専門館

アンケートのご回答、誠にありがとうございます！今回の施工に大変ご満足いただけて、嬉しく思っております。施工士にも伝えておきますね。私と施工士共に大変な励みとなります。また、いただいた写真もお家との調和が取れており、停められてるお車の影響か、貫禄すら感じる写真で迫力がございました。これからお使いいただく中で、万が一何かございましたらすぐにご連絡くださいませ。この度はコウケンNETにご依頼いただきまして、誠にありがとうございました。

気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください^^

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カーポートのプロから解説

福岡県太宰府市のY様、この度は素敵なカーポートの完成、誠におめでとうございます。お写真を拝見しましたが、お住まいの外観と「シャイングレー」の落ち着いた色味が非常に綺麗に調和していますね。また、今回選ばれたサイズが横幅約3mということもあり、1台用としては堂々とした風格を感じます。

この事例をご覧になっているあなたも、「シンプルで使いやすそうなカーポートだけど、強度は大丈夫かな？」「ウチの駐車場にはどんな工事が必要なんだろう？」と、気になっていることがあるのではないでしょうか。

ここからは、コウケンNETカーポート専門館の代表である私、池本が、プロの視点でこの事例のポイントを分かりやすく解説させていただきます。Y様が選ばれた仕様には、「長く安心して使うための賢い選択」が隠されていますので、ぜひ参考にしてください。

現在も愛される「ネスカR」の実力

まず、こちらの事例で使用されている「ネスカR」について解説します。 2025年12月現在、この商品はLIXIL（リクシル）のカーポートラインナップにおいて、依然として「現行品」であり、最も多くのお客様に選ばれているスタンダードモデルの一つです。

「R」という名前の通り、屋根が緩やかなカーブ（アール形状）を描いているのが特徴で、どんな住宅デザインにも馴染みやすい普遍的な美しさがあります。Y様が「価格も手頃」とアンケートで仰っているように、コストパフォーマンスと品質のバランスが非常に優れている点が、長年支持され続けている理由です。

現在も仕様変更なく販売されておりますので、この事例を見て「いいな」と思われた方は、全く同じモデルをご検討いただくことが可能です。

プロが注目する「強さへの備え」と「ゆとり」

この事例で私が特に素晴らしいと感じたのは、Y様がただカーポートを建てるだけでなく、「耐積雪・耐風圧パッケージ」を追加されている点と、「サイズ選び」の上手さです。これらは、設置後の満足度を大きく左右する重要な要素です。

1. 「基準風速V0」を高めるパッケージの重要性

カーポートを選ぶ際、デザインと同じくらい大切なのが「風への強さ」です。現在、カーポートの耐風性能は、業界統一基準である「基準風速V0（ブイゼロ）」という数値で表されます。

通常の「ネスカR（1台用）」は、基準風速V0=34m/sという設定になっています。これは一般的な住宅地では十分な強度ですが、台風の通り道になりやすい地域や、風が吹き抜ける場所では、もう少し安心感が欲しいところです。

そこでY様が採用されたのが「耐積雪・耐風圧パッケージ」です。これは、以下の3つの部材を追加するオプションの総称です。

着脱式サポート: 強風時や積雪時に柱を補助する支え。
母屋（もや）補強材: 屋根の骨組みを強化する部材。
屋根材ホルダー: 強風で屋根パネルが飛散するのを防ぐ押さえ。

これらを装備することで、ネスカRの強度は基準風速V0=38m/sまで高まります。「たかが4m/sの違い？」と思われるかもしれませんが、風のエネルギーは速度の2乗に比例するため、この差は実質的な強度として大きな安心に繋がります。特に福岡県のような台風の影響を受けやすい地域では、私はこのパッケージの導入を強くおすすめします。

2. 横幅約3mの「ゆとり」あるサイズ選び

次に注目したいのがサイズです。一般的な1台用カーポートの横幅は2.4mや2.7mが多いのですが、Y様は横幅2,999mm（約3m）のタイプを選ばれています。

この「プラス30cm〜60cm」の余裕が、毎日の使い勝手を劇的に変えます。荷物を抱えての乗り降りや、雨の日に傘をさしての移動、またドアを全開にしても柱にぶつかりにくいというメリットがあります。敷地に余裕がある場合は、Y様のようにできるだけ幅の広いサイズを選んでおくと、後々のストレスが少なくなります。

施工における重要ポイント：「ハツリ工事」とは

今回の工事内容に「ハツリ工事」という項目が含まれています。専門的な響きで「何か特別な大変な工事なのかな？」と不安に思う方もいらっしゃるかもしれませんが、これはカーポート設置において非常に一般的な工程ですのでご安心ください。

ハツリ工事とは、「既存の土間コンクリートに、柱を立てるための穴を開ける必要な工事」のことです。 Y様の駐車場にはすでにコンクリートが打設されていました。カーポートの柱は、地面深くに埋め込んでコンクリートで固定する必要があります。そのため、既にコンクリートがある場所では、その一部を四角くくり抜いて（ハツリ取って）、柱を埋めるスペースを作るのです。

これは建物の基礎を作るような大掛かりな解体ではなく、あくまで「柱を立てるための準備」です。プロの職人が行えば、既存のコンクリートへの影響を最小限に抑えつつ、綺麗に仕上げることができます。

類似商品「フーゴ」との比較と選び方

現在、ネスカRをご検討中の方の中には、上位モデルである「フーゴR」と迷われる方も多いです。ここで、プロの視点で選び方の基準をお伝えします。

ネスカR（＋パッケージ）がおすすめの方: コストを抑えつつ、必要な時だけ強度を高めたい方。普段はスッキリと使い、台風の時だけサポート柱をセットする使い方が苦にならない方には、Y様のような「ネスカ＋パッケージ」の組み合わせが最もコストパフォーマンスが良い選択です。
フーゴRがおすすめの方: 最初から高い強度を求める方。フーゴRは標準仕様で基準風速V0=36m/s（機種によってはそれ以上）の強度を持っています。予算に少し余裕があり、より頑丈な構造体を好まれる場合は、フーゴシリーズも有力な選択肢となります。