千葉県S様のカーポート施工例【テールポートシグマⅢ 1台用】

千葉県にお住まいのS様から、ご意見・ご感想とカーポート完成後のお写真もいただきました。この度は、ご依頼いただき誠にありがとうございました。

カーポート施工例

カーポート完成写真

商品仕様

商品名	テールポートシグマⅢ 1台用
仕様	サイズ：奥行5,686㎜、横幅3,000㎜ 柱：ロング柱23 カラー：シャイングレー 屋根材：ガリレポリカ（クリアマット）
追加工事	ハツリ工事

何社か見積もりを取った中で一番安かった

いただきましたアンケート

コウケンネットをご利用された理由は？

ネットで、「カーポート」で検索して、何社か見積もりを取った中で一番安かったからです。カーポートイメージCGのサービスなどあって、具体的にイメージ出来たからとても良かった。あと、店長の顔が、安心出来ました！

価格やコウケンネット担当者の対応はいかがでしたか？

現場調査もぎりぎりの日程でしたが、調整して頂き助かりました。また、メールも電話も、丁寧で迅速に動いてもらいました。

施工業者の対応はいかがでしたか？

天気が良く暑い日でしたが、もちろんしっかり1日で終わりました。施工業者の方も感じの良い方で、安心して任せることが出来ました。

完成後、ご満足していただけましたでしょうか？

シャイングレーが、家の周りの色合いに合い、またクリアマットのおかげで、思った以上に明るく、梅雨にも間に合い、大変満足しています。カーポートを付けようとする知人がいたら、進んで紹介しようと思います。ありがとうございました！

カーポート専門館スタッフより

カーポートのプロから解説

千葉県のS様、この度は素敵な事例のお写真とご感想をご提供いただき、誠にありがとうございました。シャイングレーのカーポートがご自宅の色合いと調和して、すっきりとした美しい仕上がりになりましたね。ご満足いただけた様子が伝わり、私たちも本当に嬉しく思います。

このS様の事例をご覧になって、あなたも「ウチもこんな風に、すっきりしたカーポートを設置したいな」とお考えになったかもしれませんね。

ですが同時に、「この『テールポートシグマⅢ』という商品は今もあるのかな？」「柱の高さや屋根材は、何を選べばいいんだろう？」「S様は『何社か見積もりを取った中で一番安かった』と書いてあるけれど、見積もりを比べるときの本当の注意点はある？」…など、具体的な検討を始めると、次から次へと疑問が湧いてくるのではないでしょうか。

こんにちは、コウケンNETでカーポートの専門家として担当しております池本と申します。私はこの道20年以上、お客様の大切なお住まいのカーポート設置をお手伝いしてきました。

今日は、このS様の事例を振り返りながら、あなたが10年後、20年後も後悔しないカーポート選びができるよう、専門家の視点から知っておくべき「今、本当に大切なポイント」を、正直にお話しさせていただきたいと思います。

まず、一番大切なことからお伝えしなくてはなりません。S様が設置されたLIXIL（当時はトステムブランドでした）の「テールポートシグマⅢ」ですが、これは長年にわたり本当に多くのお客様に愛された名作ですが、現在は残念ながら販売終了となっております。

もし今、S様と同じような丸みのある屋根（腰壁タイプ）のカーポートをお探しになる場合、メーカー（LIXIL）からは公式な後継機種として「フーゴR腰壁タイプ」が現在の選択肢となっています。

もう一つ、S様が「思った以上に明るく、大変満足しています」とコメントくださった屋根材「ガリレポリカ（クリアマット）」についてです。

S様は「クリアマット」という名前から、もしかすると「すりガラス調で少し暗くなるかな？」とご想像されたかもしれません。ですが、この屋根材は、実は「乳白色」の素材なのです。透明なポリカーボネートが光をそのまま真下に通すのに対し、この乳白色の素材は光を柔らかく「拡散」させる特性があります。その結果、カーポートの下全体が暗い影にならず、S様が感じられたように「ほのかに明るい」空間を演出してくれるのです。

クリアマットは屋根下を明るくしたい方におすすめのカラーです。ガリレポリカは現在は販売しておりませんが、一般ポリカのクリアマット、熱戦九州ポリカのクリアマットSが選択できます。

さて、S様の事例仕様に目を戻しますと、私がプロとして最も注目した点があります。それは「柱：ロング柱23」という記載です。

当時は標準柱が約1.8m、そして今回のロング柱23が約2.3mという設定でした。
現在は標準柱が約2.2m、その上がロング柱25で約2.5mという設定です。

S様の「ロング柱23（有効高さ 2,300mm）」は、現在の「フーゴ」や「ネスカ」で言えば「標準柱H22（有効高さ 約 $2,200mm$）」に非常に近いサイズです。つまり、当時の「ロング」が、今の「標準」になってしまったのです。

ですから、もしあなたが今、背の高い車にお乗りか、将来的に乗り換える可能性が少しでもあるならば、「ロング柱H25」（有効高さ 約 2,500mm）もご検討したほうがよいと思います。

最後に、S様のアンケートにあった「何社か見積もりを取った中で一番安かった」「店長の顔が、安心出来ました！」というお言葉についてです。

価格にも、担当者の対応にもご満足いただけたこと、私たちにとってこれ以上ない励みになるお言葉です。本当にありがとうございます。

ですが、この「一番安かった」という言葉。これを読んでいるあなたには、この言葉の裏にある「プロとしての懸念」も、誠実にお伝えする責任が私にはあります。

S様の工事内容に「追加工事：ハツリ工事」とありますね。これは、S様のご自宅のように、駐車場がすでにコンクリートで舗装されている場合に、カーポートの柱を立てるための「穴」を掘る特別な工事のことです。

土の地面にスコップで穴を掘るのとは全く違います。硬いコンクリートに専用のカッターで切れ目を入れ、大きな機械でコンクリートを「砕き」、中にある鉄筋ごと取り除き、柱を立てて、基礎にコンクリートを流し込む。非常に手間と技術、そして時間がかかる重要な作業です。

さて、ここで「一番安い見積もり」に話を戻します。あなたが相見積もりをして、ある業者の見積もりが他社と比べて極端に安かった場合、その会社は一体どこでコストを削減しているのでしょうか？

カーポート本体はメーカーの製品ですから、どこで仕入れても大きな差は出ません。そうなると、価格差が生まれるのは「工事費」なんですよね。

カーポートの工事において、一番手を抜こうと思えば抜けてしまう場所。そして、絶対に手を抜いてはいけない場所。それが、柱を支える「基礎」の部分です。

私は、目先の安さだけで工事業者を選ぶことは、絶対にお勧めしません。基礎工事は、完成してしまえば見えなくなってしまいます。その見えない部分にこそ、その会社の誠実さと技術力が現れます。「売りっぱなしにしない」というのは、こうした見えない基礎工事こそ、誰よりもこだわって施工するという、私たちコウケンNETの覚悟の証なのです。

S様の貴重な事例から、私たちはたくさんのことを学びましたね。

この記事を読む前のあなたと、今のあなたとでは、カーポートの見積もりを見る目が大きく変わったのではないでしょうか。「うちの車だと、柱はH25の方がいいですか？」「コンクリートの基礎工事は、どれくらいの深さまで掘るんですか？」と、プロに対して「本当に大切な質問」ができるようになったはずです。それこそが、S様の事例が私たちにくれた、一番大きな贈り物だと思います。

S様が「店長の顔が、安心出来ました！」と書いてくださったこと、本当に嬉しく思います。ですが、私たちが目指す本当の安心とは、工事が終わった後、5年、10年、20年と、そのカーポートが静かにあなたのご家族と愛車を守り続けてくれることです。

私たちコウケンNETカーポート専門館の仕事は、工事が完了してからが本当のお付き合いの始まりです。何かお困りのことがあれば、いつでも私たちを頼ってください。あなたのカーポート選びが、「コウケンNETに頼んで本当に良かった」と、10年後も心からご満足いただけるものになるよう、全力でお手伝いさせていただきます。