カーポートSCの注意点を知っておこう
更新
カッコいいカーポートの代表と言えば、リクシルの「カーポートSC」ですね。たくさんこだわって建てた家、思いがギュッと詰まった家。そんな我が家に合うのはカーポートSCしかない!もう、カーポートSCが欲しくて欲しくてたまらない!と、抑えきれない気持ち、すごく分かります。ですが、少し待ってください!カーポートSCにはいくつか知っておいた方がいいこと、注意点があるので設置する前に一度ここを見ておいてください。
商品仕様の注意点
屋根下や周辺が暗くなる
屋根まですべてアルミで作られているというのは、カーポートSCの最大の特長でもあります。アルミ素材は反対側に光を通さないため、屋根下は完全に日かげになります。そのため、カーポートの下はもちろんですが、周辺まで薄暗くしてしまいます。リビングなど、お部屋の窓の外にカーポートを隣接させて建てる場合は、室内が薄暗くなるかもしれないことは理解しておきましょう。
ポリカより結露しやすい
一般的なカーポートは、ポリカーボネートという透明がかった素材の屋根材が使われています。カーポートSCは屋根材もすべてアルミですが、このアルミはポリカーボネートよりも結露しやすいとされています。ここで言う結露というのは、屋根の下面(天井面)に水滴が付いて、ポタポタと落ちてきている状態を指しています。
横幅3.3mは柱が増える
「カーポートSC 1台用(耐積雪強度20㎝)」の柱本数は、片側のみに2本建つのが通常です。ただ、このタイプは「横幅が約3.3メートル(3,320㎜)」という一番大きいサイズを選択した場合、柱が1本増えて「片側3本」となります。商品代が上がるだけでなく、柱1本分の工事代も上がります。
雨水が流れてくる可能性も
カーポートの屋根というのは、必ずどの方向かに傾斜しています。それは、屋根に降った雨水をうまく集めて、雨樋から排水させる必要があるからです。一般的な2台用カーポートの場合、フラット屋根タイプなら通常は前後勾配(前方が低く後方が高い)がついています。
重大な問題はない
カーポートSCに関する注意点をいくつか書きましたが、これがすべてではありません。申し訳ありません、一度に全部を書ききれませんでした。きちんとまとめたら、このページに追記していくようにします。
ここで紹介した注意点は、どれもカーポートSCをやめてしまうほどの問題ではありません。カーポートSCは、特にこだわりを持った人が選ぶカーポートです。「カーポートSCにしたい!」という気持ちが冷めたり、他のカーポートに変更することも少ないと思います。ただ、こういう注意点は知っておくと、いざ設置となった際に役に立つこともあるはずです。注意点も理解した上で、気持ちよくカーポートSCを建ててくださいね。