カーポートとガレージの違い
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ガレージとカーポートは、どちらも車庫の一種です。では、ガレージとカーポート、具体的にどんな違いがあるでしょうか?インターネットの検索回数で見ると、「ガレージ」というキーワードの方が「カーポート」の3倍以上は探されています。認知度なら断然ガレージの方が高いですが、全国で設置されている数なら断然カーポートの方が多いです。もしかすると、明確な違いが分からず、ガレージとカーポートを混同して使っている人もいるかもしれませんね。
構造の違い
ガレージとカーポートは、基本構造が大きく異なります。なので、見た目にもすぐ違いが分かります。
- カーポート:屋根とそれを支える柱が建っている
- ガレージ:屋根と三方に壁があり、前方には扉(シャッターなど)が付いている
簡単に言うと、駐車した車の四方が囲われているかどうかがポイントです。カーポートは簡易的な構造なので、「車庫」と聞くとガレージの方をイメージする人も多いかもしれませんね。
カーポートでも、サイドパネルというオプションを付けることで、三方を囲うことはできる商品はあります。ただ、規格品として前方にシャッターを付ける設定があるカーポートはありません。
価格の違い
商品代に関しても、ガレージとカーポートは大きく異なります。見た目から考えても、四方囲まれたガレージの方が使っている部材が多いため、価格は高くなることは容易に想像できます。車1台用の定価を比較すると、カーポートは安いもので約23万円ですが、ガレージは40万円以上はします。
次に工事費ですが、こちらもガレージはかなり上がってしまいます。下記は工事の手順です。
- カーポート:柱を建てる部分に穴を掘り、そこにモルタルで柱を固定し、屋根を組んで完成
- ガレージ:基礎工事(上から見るとコの字型)で土台を作り、その上に本体を組み上げて完成
地面に固定されている部分がどれくらいかがポイントです。カーポートは柱のみですが、ガレージは入り口部分を除くと三方が接しています。地面に固定するということは、その部分には工事が必要となるためです。このガレージの基礎工事が、かなり高額です。また、この基礎工事は、ガレージ内の土間コンクリートとは別の話なので、土間コンクリートにしたい場合は、さらに別途費用が必要です。
税金の違い
固定資産税についても、ガレージとカーポートで違いがあります。
- カーポート:固定資産税がかからない
- ガレージ:固定資産税がかかる
屋根があって周りの三方以上が囲われているものを土地に固定した場合は、固定資産税の対象になるようです。税金に関しては、設置後にずっと払い続けなれければならないものなので、事前に知っておいた方がいいですね。カーポートでもサイドパネルで三方を囲った場合など、税金に関することは地域によって対応も異なる可能性もあるため、不明なことがあれば市役所などに直接問い合わせてみてください。
カーポートなら
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