建てる前に見て!カーポート後悔ポイント6選
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概要(00:00~)
こんにちは、エクステリア講座の池本です。もうすぐ2021年が終わってしまうんですけれども、来年に向けてカーポートの後悔ポイントをまとめてみました。これからね、カーポートを設置しようと思っている方は、ぜひ最後まで見ていってください。まず概要なんですけど、カーポートは一言で言うと、車の上に取り付ける屋根です。カーポートは、エクステリアの中ではよく出る商品なんですけど、よく出るからこそですね、取り付けた後に後悔することも結構あります。安いものでも10万円以上はするので、慎重に選んでいきたいですよね。
私が思うカーポートなんですけど、やっぱりね、まずは利便性だと思います。せっかくカーポートを取り付けたのに狭かったり、雨が吹き込んできたり、建ってほしくない所に柱が建っていたら、非常に使いづらいのでストレスが溜まります。まず利便性を確保した上で、あとは金額とデザインを見ていくような感じですね。これが個人的にはいいかなと思っています。カーポートはね、種類もたくさんあってちょっと選ぶのが難しいんですよね。
まずこのエクステリア講座の簡単な説明なんですけど、新築でエクステリアを検討している方、実際に住んでみてエクステリアでもっと快適にしたい方向けに、気に入った商品を見つけてもらったり、設置後に失敗しないように情報発信をしています。できるだけ分かりやすく解説、がんばってみますので、応援もよろしくお願い致します。
詳細(01:26~)
ではカーポートの後悔ポイントの詳細に入っていきましょう。今回は後悔ポイントを6つ持ってきました。最後に後悔しない対策も解説していきます。早速、後悔ポイントの1つ目を見ていきましょう。
サイズが小さかった(01:39~)
1つ目は「サイズが小さかった」ということです。この図面を見ていただきたいんですけど、1台用のカーポートで横幅が一番小さなサイズというのは、この2,400㎜、2.4mなんですけど、実際にね、駐車をしてみるともうギリギリなんですよね。ドアを開けると間違いなく濡れます。
少し風があったりすると、雨も吹きぶってきたり、日光もね、入ってきたりするので、この2.4mというサイズになることもあるんですけど、ちょっと小さいことが多いですね。次の図面が横幅が2.7mのものです。こうなるとね、結構余裕が出ましたよね。たった30㎝なんですけど、この30㎝が大きいんですよね。
金額的にもね、そこまで大きく変わらないので、とにかく安くしたくて2.4mにするんだったら、もうね数千円とか1万円とか、それぐらいのアップで2.7mにすると、敷地のサイズが許すようであれば、そちらの方が私はいいかなと思います。実際にこの2.4mを取り付けて、取り付けた後にですね「やっぱりちょっとちっちゃかったので、もっと大きくしたいです」ということになっても、屋根をすべて解体して、新しい梁とか屋根材とか、すべてを組み上げていくということになると、金額がね、メチャクチャ上がってしまいますので、2.4mにするんだから2.7mの方がいいと思います。
2台用に関してもね、少し説明しておきますね。2台用は4.8m、5.1m、5.4m、6.0m、こんなパターンがあるんですけど、ものによってはね、この5.1mがないとかそういうカーポートもあります。この中で余裕があるのは下の2つですね。5.4mか6.0m、これくらいあると余裕が出てきますね。
さっきの1台用が2.7mおすすめしていたじゃないですか。なので2.7かける2は5.4なので、やっぱりね、この5.4mくらいあると2台駐車しても余裕があります。買い物をしてね、帰って来た時とかも、ちょっとねスペースに余裕がないと運びづらいこともあったりするので、こちらも敷地が許すようであれば少し大きめを選んでおいた方が良いです。
柱が高すぎた(03:47~)
後悔ポイントの2つ目「柱が高すぎた」ということです。カーポートの柱の規格っていうのは、標準柱で2.2m、その次はロング柱25と言って2.5m、一番高いもので2.8m、大体このパターンが多いですね。標準柱が2.3mだったり、この一番高いものが3.0メートルだったりすることもありますけど、大体それぐらいの差です。
この中でロング柱25の図面を書いてみたんですけど、これね、かなり屋根が高いですよね。特にね、ちょっとこのスポーツカーを駐車させているので、より高く見えてしまうんですけど、標準柱の2.2mで良いことがかなり多くあります。ミニバンとかね、少し大きめの車に乗っているようであればね、この2.5mでも十分いいですし、トランクを上げた時に、結構ねトランクの上がね車の車庫より上に上がってくることがあるので、そういうことも考慮して2.5mにすることはいいんですけど、だいたいお持ちの車は標準柱の2.2mで十分足りることが多いです。
これはね、お持ちの車を確認していただく必要はあるんですけど、ちょっと高めがいいなあということで、ロング柱25をとってしまうとこんな感じの納まりになることがあるので、カーポートの高さは注意しておいてください。例えばね、2.3mにしたいということであれば、この2.5mの柱をとって現場で20㎝カットして、2.3mで納めるということは、そういうことができます。
汚れが目立つカラー(05:16~)
後悔ポイントの3つ目「汚れが目立つカラー」を選んでしまった。カーポートのカラー設定っていうのは、大体こんな感じで5色ぐらいあります。ものによってはね、4色だったり3色だったり、そういうこともあるんですけど、今回紹介するのはこの5色。この中でホワイトとブラックは注意が必要です。これですね、真ん中のホワイトとその右のブラック。この2つはね、色が非常にはっきりしているので、ホワイトは黒い汚れが目立ちますし、ブラックは白い汚れが目立ちます。
ただこれに関してはね、定期的にお掃除される方は何の問題もないです。ただカーポートの掃除をそんなに頻繁にしているかどうかと言われると、おそらくしていない人の方が多いので、こだわりがあってね、ホワイトとかブラックにしたいということがなければですね、他のカラーも候補に入れておいた方が良いです。
ただカーポートは住宅のサッシのカラーに合わせることが多いので、そこでね、合わせてホワイトかブラックにしたいということであれば、それはカラーがマッチしてくると思うので、その選択肢でも良いとは思うんですけど、汚れが目立ちやすいカラーであるということは認識しておいた方が良いです。
柱が邪魔…(06:23~)
後悔ポイントの4つ目「柱が邪魔になってしまった」ということですね。特にね、スペースが狭い場所への設置は要注意です。例えばこんな感じで横幅が2.5mあれば、車まで十分駐車することができるんですけど、ここにね、カーポートを建ててしまうと、もうね駐車スペースが一気に狭くなってしまうんですよね。
逆にね、広くても敷地いっぱいに取り付けない場合も注意が必要です。幅が約7mの敷地に対して、5.4mのカーポート、2台用ですね、これを取り付けた場合はこんな感じに建ってしまって、約1.6m余ってしまいます。右の図面だと敷地いっぱいに取り付けて、約7mすべて屋根がかかった状態です。
こうなるとね、この左側の使い勝手がかなり変わってくるので。例えばこの左の図面だったらこの空いてるスペースには、植栽とか畑をやるので家には必要ないということであれば、これでも全然いいと思うんですけど、そういう明確な目的がない場合はですね、屋根を広くとっておいた方が使いやすくなる可能性は高いです。
ただね、2台用と3台用のカーポートになると金額差が結構あるので、そこはご予算と相談することにはなるんですけど、特にね、こういうケースっていうのは新築の時に一気に仕上げてしまうよりも、住みながらね、「あぁこうした方がいいな」ということが、ある程度分かってから進めた方が良いかもしれませんね。このね、生活の動線をしっかり考えておくことが大切です。そういう意味でね、先ほども言いましたけど、実際に住んでからの方が良いこともあると思います。実際に住んでみないとね、なかなか分からないことも多いんですよね。
風が強い場所なので心配(08:02~)
残り2つです。後悔ポイントの5つ目「風が強い場所なので心配することが多くなってしまった」ということですね。これに関してはですね、そもそも強度が高い商品もあります。全ては紹介できないんですけど、例えば「フーゴ」「カーポートSW・ST」「カーポートSC」なんかは風に強いカーポートですね。フーゴはこんな感じですね。見た目は一般的なカーポートですね。見た目は同じでも風には強くなってます。
カーポートSWとSTはこんな感じの、いわゆる折板屋根のカーポートです。これはね、風にも雪にも強い最強のカーポートです。
カーポートSCはこんな感じ。一番新しいカーポートなんですけど、今ね、すごく人気が出ていて、屋根がね、本体と同じアルミで出来ているんですよね。光は一切通さなくて遮光になってます。
これは1台用限定の考え方なんですけど、着脱式サポート柱というものがおすすめです。こんな感じでね、柱の反対側に着脱できる細い柱を取り付けるとですね、屋根のバタつきを抑えることができるんですね。このオプションは金額の割に効果が高いオプションだと思います。こういう片流れのカーポートを取り付ける場合は、非常におすすめできるオプションですね。
見た目(09:15~)
後悔ポイントの6個目、最後ですね。最後「見た目」です。カーポートって車を駐車する場所に設置するわけじゃないですか。つまり、まず目に入るエクステリアなんですね。形がありきたりであったり、あと住宅とマッチしていない場合っていうのがあったりはします。これはね、もうね、気にするかしないかの問題です。
まだまだね、一般的なポリカーボネートの屋根のカーポートっていうのは、一番多くは売れてるんですけど、先ほど紹介したね、カーポートSCのような金属の屋根の台数がかなり伸びてきています。まだまだポリカの屋根の方が売れてるんですけど、やっぱりね、見た目と機能性両方ともアップすることができるので、カーポートSCは人気が高まってますね。
後悔しない対策(09:59~)
では最後にですね、後悔しない対策というものを少し紹介しておきます。まずですね、安さしかアピールしない業者さんには、ちょっと注意しておいた方が良いかなぁと思います。安いっていうこと自体は重要だと思います。ただね、やっぱり安いことにも理由があるとも思います。例えば強度が一般的なカーポートよりも劣るとか、あとはサイズの展開が少なかったりとか、あとは補償とかサポートとかそういったところが弱かったりとか、何らかのね、安い理由があるとは思いますので、そこはね、業者さんに確認しながら進めていった方が良いと思います。
あとは先ほどご紹介しましたけど、生活の動線を考えておくことが非常に大切です。これはね、住んでみないと分からないことが多いと思いますけど、こちら側から駐車場に入ってきてこういう風に停めるとか、車を降りてからこういう動線で玄関まで歩いて行くとか、そういったね、シミュレーションをしていくことは非常に大切ですね。
そういうことも含めてですね、優先順位を業者さんにしっかり伝えることは大切です。例えば柱の位置をここにしたいとか、逆にここには柱を建てたくないとか、これぐらいのサイズのカーポートが欲しいとか、予算はこれぐらいで納めたいとか、こういうデザインのカーポートが良いとか、強度はこれぐらい欲しいとか、カーポートの高さはこれ以上欲しいとか。こういったね、ちょっと項目が多いかもしれませんけど、一人一人ね、色んな優先順位があると思うんですよ。これをね、しっかり業者さんに伝えることが大切だと思います。
まとめ(11:29~)
それでは、まとめやっていきましょう。今回はカーポートの後悔ポイントを解説してきました。ざっとおさらいですけど、1つ目はカーポートのサイズが小さかった。2つ目は柱が高すぎた。3つ目は汚れが目立つカラーを選んでしまった。4つ目は柱が邪魔になってしまった。5つ目は風が強い場所なので心配することが多くなってしまった。最後は見た目の問題ですね。
個人的にはですけど、まずはやっぱりカーポートの利便性を充実させることをおすすめします。先にね、デザイン性とかをとってしまうと、やっぱりね、最初はいいかもしれませんけど、日々ね、使っているうちにすごい使いづらいなぁということがあったら、ストレスがどんどん溜まっていきますので。
せっかくカーポートを取り付けてQOL、生活の質ですね、これを上げようとしているのに逆にね、下がってしまったっていうことにも繋がりかねないので。これは個人的な考えなんですけど、やっぱりね、まずは利便性が大切なんじゃないかなと思います。今回紹介したね、この6つの後悔ポイントに当てはまらないように、カーポートを選んだり業者さんを選んだりして、生活に役立つ素晴らしいカーポートを建ててください。
今回は以上です。内容が良かったら、いいねボタン・チャンネル登録もよろしくお願いします。それでは、また次の動画でお会いしましょう。ありがとうございました。