LIXIL カーポートSCの魅力と特徴を徹底解説|美しさと機能性の両立

家の外観を美しく保ちながら、愛車をしっかり守りたい――

そんなあなたにおすすめなのが「LIXIL カーポートSC」です。デザイン性と機能性を兼ね備えたこのカーポートは、シンプルで洗練された外観が特徴。屋根の薄さやカラーの多様性、豊富なサイズ展開など、どんな住宅にもぴったりフィットします。

また、グッドデザイン賞をはじめとする数々の受賞歴が、その完成度の高さを証明しています。

このページでは、LIXIL カーポートSCの魅力や特徴、選び方のポイントを徹底的に解説します。自宅の外観を格上げしたい方や、カーポート選びで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

この記事のポイント
  • LIXIL カーポートSCのデザイン性と特徴
  • 耐久性や遮熱性能などの基本性能
  • サイズやカラー選びのコツ
  • 価格帯やオプションの詳細
目次

LIXILカーポートSC商品概要

デザイン性の特徴

LIXILカーポートSCの最大の魅力は、とにかくスッキリとしたデザインにあります。一般的なカーポートでよく見かける屋根の骨組みや雨樋が外から見えない設計になっているんです。

特に注目してほしいのは、たった40mmという薄さの屋根。まるで空に浮いているかのような軽やかさを演出しています。屋根と柱がスムーズにつながっているため、建物全体との一体感も抜群です。

カラーバリエーションも充実していて、シャープな印象の「シャイングレーF」や「ブラック」、落ち着いた雰囲気の「ナチュラルシルバーF」に加えて、木目調の「オーク」「チェリーウッド」「クリエモカ」まで選べます。さらに、屋根と柱で異なる色を組み合わせることもできるので、住宅の外観に合わせやすいんですよ。

デザイン面での完成度の高さは、グッドデザイン賞をはじめとする4つのデザイン賞を受賞していることからもわかります。特に評価されているのが、細部までこだわり抜いたミニマルなデザイン。ネジやボルトなどの細かな部品も極力目立たないように設計されているため、どの角度から見ても美しいシルエットを保っています。

このように、カーポートSCは「必要最小限の要素だけで最大限の美しさを実現する」という考えのもと作られた、デザイン重視のカーポートなんです。

LIXILカーポートSCの価格帯と商品ラインナップ

カーポートSCの価格帯は、1台用の基本タイプで52万円台からスタートします。サイズや仕様によって価格は変わってきますが、一般的な2台用なら76万円台からとなっています。

商品ラインナップは以下のような構成になっています。

・1台用:標準的な1台分のスペースで、コンパクトな敷地にぴったり
・2台用:横並びで2台駐車できる広々タイプ
・3台用:大家族向けの余裕の駐車スペース
・後方支持2台用:前方の柱をなくした開放的なタイプ
・SCミニ:自転車やバイク用の小型タイプ

特徴的なのが、後方支持2台用です。前方に柱がないので、車の出し入れがラクチンで、ドアの開閉もスムーズ。運転が苦手な方にもおすすめです。※この商品は非常に金額が上がります。

オプション品も充実していて、サイドスクリーンや照明、カメラなどを後から追加できます。特に人気なのが、夜間の出入りに便利なLEDライトと、プライバシーを守るサイドスクリーンです。

予算に応じて選べる柱の長さや屋根の奥行きなど、カスタマイズ性も高いのが特徴です。標準タイプでも十分な機能を備えていますが、オプションを組み合わせることで、より使い勝手の良い空間を作れます。

基本仕様と性能

カーポートSCは、性能面でもかなりしっかりとした設計になっています。まず注目したいのが、屋根と柱がすべてアルミ形材で作られているところ。

一般的なポリカーボネート製の屋根材と違って、直射日光をしっかり遮ってくれるんです。実際の測定では、カーポートがない場合と比べて車内の温度が42度も低く抑えられます。

耐久性能も申し分なく、風速43メートルまでの強風にも耐えられます。積雪に関しては20センチまで対応可能で、一般的な地域なら十分な強度を備えています。

雨水対策も細かいところまで考えられていて、屋根と柱に一体化された雨樋がスマートに排水してくれます。屋根の内部構造も雨水が入りにくい設計で、万が一入っても自然に排出される仕組みになっているんです。

気になる結露については、地域や気候によって多少発生する可能性はありますが、アルミ製の屋根材なので、ポリカーボネート製と比べても特に問題になるようなことはありません。

屋根の厚みはわずか40ミリと薄型なのに、このような高い基本性能を実現できているのは、屋根自体を構造材として活用する独自の設計手法があるからなんです。デザイン性と機能性を両立させた、まさに理想的なカーポートと言えますね。

受賞歴と評価

カーポートSCは、発売以来、国内外で高い評価を受けている注目の商品なんです。まず、2017年にグッドデザイン賞を受賞しただけでなく、カーポートとしては初めてグッドデザイン・ベスト100にも選ばれました。これは本当にすごいことなんですよ。

海外でも高い評価を受けていて、ドイツの権威あるデザイン賞「iF DESIGN AWARD 2018」と「German Design Award 2019」を獲得。さらに国内では「JIDAデザインミュージアムセレクション」にも選ばれ、計4つのデザイン賞を手にしています。

最近では2023年に、長野県発明協会会長賞も受賞しました。これは単なるデザイン性だけでなく、技術面での革新性も高く評価されたということですね。

審査員からは特に、「2本の柱とアルミ押出材で構成された薄い一つの平面という極めてシンプルな構成でありながら、構造と設備面をしっかりクリアしている」という点が高く評価されています。また、地上からの人の目線を意識した佇まいのデザインも、高い評価のポイントとなりました。

実際のユーザーからも、「見た目の上品さ」「スタイリッシュな外観」「自宅との調和」といった好意的な声が多く寄せられています。特に、住宅のデザインを邪魔せず、むしろ美しく調和する点は、多くの方から支持されているポイントなんです。

LIXILカーポートSCの構造と機能性

アルミ製屋根の特長

カーポートSCの屋根は、全面アルミ製という特徴を持っています。これが従来のポリカーボネート製の屋根とは全く違う魅力を生み出しているんです。

まず驚くのが、わずか40ミリという薄さ。これだけ薄いのに十分な強度があるのは、屋根自体を構造材として活用する独自の設計だからなんですよ。薄いだけでなく、屋根の中の骨組みが見えない「中骨レス」構造なので、下から見上げた時の見た目もスッキリしています。

夏場の暑さ対策も抜群で、さらに、アルミ製なので紫外線もしっかり遮ってくれます。車の塗装の色褪せや、シートやダッシュボードの劣化も防いでくれるので、愛車を長く美しく保てます。

もう一つの特徴が、汚れが目立ちにくいこと。ポリカーボネート製の屋根だと、上に落ちた落ち葉や汚れが透けて見えてしまいますが、アルミ製なら視線を遮るので気になりません。金属光沢を抑えたマットな質感も、住宅の外観に自然となじむ要因になっているんです。

耐久性と強度

カーポートSCの耐久性と強度は、とにかく安心感が違います。特に注目したいのが、風や雪への強さ。風速42m/sまでの強風にも耐えられる設計になっているので、台風シーズンでもびくともしません。積雪に関しても20センチまでしっかり対応できるので、一般的な地域なら十分な強度を備えているんです。

耐積雪強度は50cmタイプも選択可能、2024年6月には100cmタイプも発売予定です。

屋根材に使われているアルミは、一般的なスチール製と比べて錆びにくいのが特徴。特に海沿いの地域では、塩害に強いというのが大きな魅力です。また、ポリカーボネート製の屋根材でよくある色あせや黄ばみといった経年劣化の心配もありません。

実際の施工実績を見ても、発売以来、風で屋根が飛ばされたり破損したりといったトラブルはほとんど報告されていないんです。これは、屋根材をボルトでしっかり固定する構造を採用しているからなんですよ。

さらに、屋根そのものを構造材として活用する独自の設計により、わずか40ミリという薄さでありながら、十分な強度を実現しています。この薄さと強度の両立は、他のカーポートにはない特徴と言えます。

このように、カーポートSCは見た目の美しさだけでなく、実用面でも十分な性能を備えているんです。長期間安心して使える耐久性は、多くのユーザーから支持される理由の一つになっています。

雨水処理システム

カーポートSCの雨水処理システムは、見た目の美しさと機能性を両立した独自の仕組みを採用しています。一般的なカーポートでは外側に付いている雨樋が、このカーポートSCでは屋根と柱の中に内蔵されているんです。

屋根に降った雨水は、屋根の内部に設けられた雨樋を通って柱へと流れていきます。柱の中も雨樋として機能するので、外観を損なうことなくスムーズに排水できる仕組みになっています。

ただし、この内蔵型の雨樋システムには少し注意が必要です。2台用の場合、屋根は左右どちらかに傾斜がついていて、低い方の柱から排水される仕組みになっています。そのため、前側と奥側の両方の柱から雨水が出てくるので、地面の勾配や排水の位置をしっかり考えて設置する必要があります。

メンテナンスについても工夫されていて、落ち葉などが入りにくい構造になっています。万が一詰まりが気になる場合は、柱の下部にある排水口から割り箸などを使って掃除できます。また、雨水を雨水桝に直接つなぎたい場合は、専用の丸樋ジョイナーを取り付けることもできるんですよ。

このように、カーポートSCの雨水処理システムは、見た目の美しさを保ちながら、実用的な機能も備えているのが特徴です。

カスタマイズオプション

カーポートSCには、暮らしをより快適にするさまざまなオプションが用意されています。特に人気なのが照明関係のアイテムです。シームレスラインライトは屋根に美しく組み込まれていて、夜間の出入りをサポートしながら、愛車をスタイリッシュに演出してくれます。

シームレスラインライトはダウンライトと比較すると暗いので、しっかりした明るさが欲しい場合はダウンライトをおすすめします。

プライバシーを守りたい方には、サイドスクリーンがおすすめ。屋根と同じアルミ製なので見た目の統一感があり、車内が丸見えになるのを防いでくれます。高さは1.6メートルほどあるので、しっかりと視線を遮ることができます。

実用的なオプションとしては、雨樋ネットや着脱式サポートなどもあります。雨樋ネットは落ち葉による詰まりを防いでくれますし、1台用の場合、着脱式サポートは強風や積雪時の補強として役立ちます。

最近では、カーポートカメラセットという防犯カメラも選べるようになりました。スマートフォンで映像を確認できるので、車から離れているときも安心です。

これらのオプションは、後からでも追加できるものが多いので、予算と相談しながら徐々に充実させていくこともできます。基本性能は標準仕様でも十分ですが、オプションを組み合わせることで、より使い勝手の良い空間に仕上げることができるんです。

LIXILカーポートSCの設置・施工について

設置場所の条件(ご注意事項)

カーポートSCを設置する際は、いくつかの重要な条件をチェックする必要があります。まず気を付けたいのが、建物の日当たりへの影響です。せっかくの窓からの採光が遮られてしまうと、室内が暗くなったり寒くなったりする可能性があるので、窓の位置関係はしっかり確認しておきましょう。

地盤の状態も大切なポイントです。カーポートSCは見た目以上にしっかりとした基礎が必要なんです。地盤が軟弱な場合は補強工事が必要になることもありますし、地下に水道管や電気ケーブルなどが埋まっていないかも確認が必要です。

設置場所の環境条件もチェックしておきましょう。特に強風地域や、崖上、屋上、風の通り道になっている場所は避けた方が無難です。また、建物の屋根からの落雪を直接受けるような場所も避けるべきですね。

耐積雪強度は積雪に対しての強度で、落雪には対応していません。

隣地との関係も重要です。境界線からの距離を適切に取る必要があるほか、カーポートの向きによっては雨水や雪が隣地に流れ込まないよう配慮が必要です。道路に面している場合は、道路境界線からの距離制限もあるので要注意です。

カーポートSCの工事期間と施工方法

カーポートSCの工事は、通常1日~3日で完了します。

工事の流れは大きく分けて8つのステップで進んでいきます。まず、設置場所の計測と位置決めから始まり、基礎穴を掘る「はつり工事」を行います。

次に柱を立てていく作業に入ります。2台用の場合は、4本の柱を立てた後、それらを横方向の支柱でつないでいきます。この時、緻密な作業が必要なんです。

続いて屋根の取り付け作業。細長いアルミ板を何枚も重ねていく丁寧な作業です。、柱カバーや排水口を取り付けていきます。

最後は現場の清掃。金属の切りくずや梱包材などをきれいに片付けて完了です。早ければ工事が終わったその日から、すぐにカーポートとして使用できますよ。

カーポートの基礎部分には数日は触れないようにしてください。

購入前の確認ポイント

予算設定のポイント

カーポートSCを検討する際の予算設定は、まずは基本の本体価格から考えていきましょう。1台用で40万円台から、2台用だと75万円台からがスタート価格になります。
※基本工事費と消費税を含みます(2024年12月現在の価格)

ただし、ここで気を付けたいのが追加オプションの費用です。特に人気の高いシームレスラインライトを付けると15万円から19万円、ダウンライトなら10万円から15万円ほどプラスになります。また、天井を木調にすると2台用で35万円から50万円ほど価格が上がってしまいます。

予算を抑えるコツとしては、まず複数の施工業者から見積もりを取ることです。カタログ価格よりも40~50%ほど安く提示してくれる業者も多いんです。また、オプションは後から追加できるものも多いので、最初は必要最低限の仕様でスタートするのもいいでしょう。

ただし、後づけできないオプションもあるので、特にシームレスラインライトやダウンライトを検討している場合は本体と同時施工をおすすめします。

結論として、カーポートSCは一般的なカーポートの約2倍~3倍の予算を見ておくと安心です。ただし、その分の価値はデザイン性や耐久性、遮熱性能などでしっかりと返ってくるので、長期的な視点で予算を考えてみてはいかがでしょうか。

サイズ選びのコツ

カーポートSCのサイズ選びで大切なのは、「ゆとり」を持たせることです。1台用の場合、横幅は2.4メートル、2.7メートル、3.0メートル、3.3メートルから選べます。一般的な車なら2.4メートルでも入りますが、実際の使い勝手を考えると2.7メートル以上がおすすめです。雨の日の乗り降りでも濡れにくく、ドアの開閉もラクラクできますよ。

奥行きは5.0メートルと5.7メートルの2種類があります。単純に車の長さだけでなく、トランクやボンネットを開けた時のことも考えて選びましょう。ちょっとした荷物の積み下ろしでも、雨に濡れずに済みますからね。

高さは2.2メートル、2.5メートル、2.8メートルから選べます。今乗っている車に合わせがちですが、将来的なことも考えて少し余裕を持たせるのがコツです。例えば、キャリアを付けたり、ワンボックスカーに買い替えたりすることも考えられますからね。

2台用の場合は、横幅4.8メートル、5.4メートル、6.0メートルから選べます。これも余裕を持って、できれば5.4メートル以上がおすすめ。2台の間で人が楽に通れる空間があると、とても便利なんです。

大切なのは、今の状況だけでなく、将来の使い方も想像しながら選ぶこと。少し大きめのサイズを選んでおくと、後から「もう少し大きければよかった」という後悔が減りますよ。

カラーコーディネート

カーポートSCのカラーは、住宅との調和を考えて選べる豊富なバリエーションが用意されています。基本となるアルミカラーは、シャイングレーF、ナチュラルシルバーF、ブラックの3色。これらを柱と屋根で自由に組み合わせることができます。

特に人気なのが、柱をブラックにして屋根を別の色にするツートンカラー。ブラック×ナチュラルシルバーFの組み合わせは、モダンでスタイリッシュな印象を与えるので、黒や紺、白などの外壁によく合います。ブラック×シャイングレーFは、どんな住宅にも合わせやすい万能な組み合わせなんです。

屋根材シャイングレーF

単色使いでも素敵な仕上がりに。ナチュラルシルバーFは明るく清潔感のある印象で、真っ白な外壁との相性抜群。シャイングレーFは落ち着いた雰囲気で、クリーム系の外壁にぴったり。ブラックは重厚感があり、高級感を演出できます。

さらに、天井面を木目調にできるのも魅力的。オーク、チェリーウッド、クリエモカの3種類から選べます。特に、軒裏に木目を使用している住宅との組み合わせは抜群の一体感を生み出します。

コーディネートのコツは、住宅の外壁色だけでなく、窓枠やサッシの色も意識すること。これらの色を取り入れることで、外観全体の統一感が生まれ、より洗練された印象になりますよ。

LIXILカーポートSCの総括

この記事のまとめです。

  • デザイン性に優れたスッキリとした外観が特徴
  • 屋根の厚さはわずか40mmで軽やかな印象
  • 屋根と柱がスムーズにつながり一体感がある
  • カラーバリエーションが豊富で住宅に合わせやすい
  • ネジやボルトが目立たないミニマルなデザイン
  • グッドデザイン賞を含む4つのデザイン賞を受賞
  • アルミ製屋根が紫外線を遮断し車内温度を抑える
  • 風速42m/sまで耐えられる耐久性を持つ
  • 雨水を柱内部で排水するスマートな構造
  • 選べるオプションでカスタマイズ性が高い
  • 基本価格は1台用で40万円台から始まる
  • カーポートとしては初のグッドデザイン・ベスト100選出
  • 設置条件や環境に応じた基礎工事が必要
  • サイズや仕様を選ぶことで将来の使い方に対応できる
  • 屋根材はアルミ製で汚れや経年劣化に強い
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この記事を書いた人

リクシルのエクステリア商品の専門家。
約20年、外構エクステリア業界に携わっています。
日本全国のお客様と60,000件以上関わらせてもらいました。
使い勝手が良く、コストを下げる提案が得意です。

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