カーポートの屋根が窓にかかるとどうなるか

こんにちは、カーポート専門館の池本です。

日光が当たりやすい南側に駐車場がある場合は、結構多いと思います。

南側なのでリビングが配置されていることもほとんどで、窓もたくさんあると思います。

その南側の駐車場にカーポートを建てることで、日光や視界が変わってしまうことがありますので、解説していきます。

目次

カーポートが住宅の窓にかかる場合の注意点

主な注意点は2つあります。

注意点① 窓への直射日光

カーポートを建てることで住宅の窓へ直射日光が当たらなくなってしまう可能性があります。

カーポートの種類によっては完全に日陰になってしまう屋根材もあります。
スチール折板とアルミの屋根は日光を完全に遮断します。

車にとってはよいのですが、窓への直射日光が大切な場所には注意が必要です。

一般的なポリカーボネート屋根であれば「全光線透過率」が分かります。一番明るい屋根材と言えばクリアマット(白いすりガラス調)のカラーですね。

クリアマットであってもカーポートの設置位置によっては窓への直射日光はある程度カットされます。

逆に夏場の暑い日差しをカットしたいということであれば、窓への直射日光をカーポートでカットすることはできますが、冬場も日光が当たりずらくなるので、どちらを取るかという考え方になってしまいます。

注意点② 視界が変わる可能性

一般的なカーポートの柱の高さは、2.2m、2.5m、2.8mと言う感じで設定されています。(商品により異なります)

カーポートの高さを低めにすると、車を直射日光や雨から防ぐ効果は高くなりますが、南側に低めのカーポートを設置すると、住宅の中からカーポートの屋根の多くが視界に入ってしまう可能性があります。

カーポートの高さを高くすると視界は良くなりますが、車が直射日光や雨から守れなくなってしまいます。

カーポートの高さを決めるのは実は結構難しくて、立地条件により最適がコロコロ変わってしまうんですよね。

経験上、カーポートの柱の高さが2.5m以下なら、車も守るというカーポートとしての役割は果たせると思います。(屋根のサイズが小さいと2.5mだと高すぎるということはあります)

カーポートの柱の高さが2.0m以下なら、リビングから屋根が丸見えになってしまう高さになることが多いです。

標準柱の2.2mからロング柱の2.5mくらいの間で、リビングからの視界を確認しながら高さを調整する必要があります。

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この記事を書いた人

リクシルのエクステリア商品の専門家。
約20年、外構エクステリア業界に携わっています。
日本全国のお客様と60,000件以上関わらせてもらいました。
使い勝手が良く、コストを下げる提案が得意です。

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