カーポートの屋根材は大きく3種類あり、特性が異なります

こんにちは、カーポート専門館の池本です。

カーポートにはたくさんの種類がありますが、屋根材の種類で分類することが出来ます。
お客さまから「カーポートの屋根はどんな素材?」とご質問を受けることもありますので、今回はカーポートの屋根材について説明していきます。

目次

カーポートの屋根材

実は細かい話をすれば5種類あるのですが、メインの3種類で解説します。

ポリカーボネート

ポリカーボネート屋根のカーポート写真

カーポートの種類が最も多く、金額もお手頃なのがポリカーボネートという屋根材です。

弾力性がありガラスの約200倍の強度がありますので、飛来物が当たってもそう簡単には破損しません。
紫外線は99%カットします。

ポリカーボネートの中にも種類があって、一般的なポリカーボネートと熱線吸収ポリカーボネートがあります。

ポリカーボネートの種類

基本的には色が濃い方が熱線をカットできるので、屋根の下をより涼しくしたい場合は色の濃いポリカーボネートをお勧めします。
※色が明るく最も熱を通すのがクリアマットですが、カーポートなしの直射日光と比べると屋根下の涼しさは断然変わります。

スチール折板(ガルバリウム鋼板)

屋根がスチール折板のカーポートSW・ST

カーポートの中では最も強度の高い屋根材であるスチール折板。ガルバリウム鋼板とも言います。

屋根材の強度が高いということは、雪に対しても風に対しても強度が高いということに繋がります。
スチール折板はボルトでしっかりと梁に固定していますので、この種類のカーポートが一番強度があります。

ぱっと見は積雪地域用というイメージを持たれるかもしれませんが、風にも非常に強い強度を持っていますので鹿児島から北海道まで幅広く設置工事しています。

ご注意点は屋根材が鉄ということです。錆びないようにコーティングはされていますが、海から近い場所への設置はお勧めしておりません。

アルミ

屋根がアルミのカーポートSC
ダウンライト2列3灯(6個)

2023年9月現在、最新の屋根材は、カーポートの本体と同じアルミを使った屋根材です。

LIXILのカーポートSCはおしゃれなデザインで一気に人気商品になりました。

アルミの屋根材はビスで固定していますので、ポリカーボネートのように強い風で外れてしまうような構造ではありません。実際現在までで風での不具合はゼロです。

新しい商品なので商品数は少ないですが、おしゃれと強い強度の両方を兼ね備えているので、販売台数はのびています。

屋根の下は完全な日陰になるので

  • 車にとっては直射日光が当たらず良い
  • 住宅の窓の近くに建てると日光が入らなくなる可能性あり

ということがご注意点です。
これは前に紹介したスチール折板でも同じです。

カーポートの屋根材まとめと補足

カーポートの屋根材は大きく3つに分かれています。

  • ポリカーボネート
  • スチール折板(ガルバリウム鋼板)
  • アルミ

冒頭で「実は5種類ある」と言いましたが、残りの二つはポリカーボネート屋根のカーポートに

  • 熱線遮断FRP板DRタイプ
  • アルミ樹脂複合版

を選択することが出来ます。

こちらは特に金額が上がってしまうのですが、防火地域にカーポートを建てたい場合はこの屋根材を選択されるかもいます。(カーポートの商品自体が変わりますが、屋根材がスチール折板やアルミも対応可能です)

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この記事を書いた人

リクシルのエクステリア商品の専門家。
約20年、外構エクステリア業界に携わっています。
日本全国のお客様と60,000件以上関わらせてもらいました。
使い勝手が良く、コストを下げる提案が得意です。

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