【新カラー】カーポートSCで選択できるカラーと金額のまとめ

2025年8月19日

こんにちは。カーポート専門館の池本です。

「デザインが気に入ってカーポートSCに決めたはいいけれど、どの色を選べばいいんだろう…」

「カタログの写真はどれも素敵に見えるけど、実際に自分の家に建てたら、どんな雰囲気になるのか想像がつかない…」

「黒はモダンで格好いいけど、汚れが目立つって本当かな？せっかく高いお金を出すんだから、絶対に後悔したくない…」

今、この記事を読んでくださっているあなたは、きっとこんな風に、カーポートSCのカラー選びで頭を悩ませているのではないでしょうか。

そのお気持ち、痛いほどよく分かります。カーポートは、一度建てたら何十年とお付き合いしていく、住まいの大切な一部です。比較的簡単に塗り替えられる壁紙とは訳が違います。毎日、家を出るとき、そして帰ってくるときに必ず目にするものだからこそ、その選択には大きな責任が伴いますよね。

もし色の選択を間違えて、毎日見るたびに「ああ、やっぱりあっちの色にしておけばよかった…」とため息をつくようなことになったら、これほど悲しいことはありません。その不安やプレッシャーは、決してあなただけが感じているものではないのです。

改めまして、カーポート専門館の池本と申します。私がこのエクステリア業界で仕事をして、かれこれ20年になります。

まず最初にお伝えしたいのは、私の仕事は、単にカーポートという商品を売ることではない、ということです。

私の本当の仕事は、お客様が10年後、20年後も「あの時、この選択をして本当に良かった」と、ご自宅のカーポートを眺めながら心から満足できる未来をお届けすること。これに尽きます。

ですから、私は目先の安さや一時的な流行だけで物事をお勧めすることは決してありません。むしろ、良い点だけでなく、お客様にとって不都合になりかねない注意点こそ、正直にお伝えするべきだと考えています。なぜなら、工事が終わってからが、お客様との本当のお付き合いの始まりだと信じているからです。

この記事では、そんな私の信念に基づいて、カーポートSCのカラー選びで後悔しないための、専門家としての知識と経験のすべてをお話ししたいと思います。

後悔しない「カーポートSC カラー」選びの基礎：定番色と木目調の完全ガイド

カーポートSCのカラー選びは、大きく分けて「定番のアルミカラー」と、温かみを加える「天井木目調」の2つの系統から考えるのが基本です。まずは、それぞれの特徴と、プロとしてお伝えすべき注意点を詳しく見ていきましょう。

時代を超えて愛される「定番アルミカラー」の魅力と、プロが伝えるべき注意点

カーポートSCの基本となるのは、アルミの質感を活かした3つのカラーです。「シャイングレーF」「ナチュラルシルバーF」、そして「ブラック」ですね。これらの色は、どんな現代住宅にも調和しやすい、ミニマルで洗練された魅力を持っています。特に「F」と付く色はつや消し加工が施されており、光の反射を抑えた落ち着いた表情が特徴です。

中でも、最も人気が高いのが「ブラック」です。建物のサッシや外壁のアクセントカラーと合わせることで、家全体が引き締まり、非常にモダンでスタイリッシュな印象を与えてくれます。そのシャープな見た目は、多くの方がカーポートSCに求めるイメージそのものかもしれません。

しかし、ここで専門家として正直にお伝えしなければならない注意点があります。それは、ブラックという色は、他のどの色よりも汚れと傷が目立ちやすいという事実です。

この「現実」を知っているかどうかで、購入後の満足度は大きく変わってくるのです。

なぜ価格が上がっても選ばれるのか？「天井木目調」がもたらす本質的な価値

定番のアルミカラーに加えて、カーポートSCには「天井木目調」という特別な選択肢があります。これは、柱やフレームは「ブラック」で統一し、屋根材の裏側、つまり天井部分に木目調のデザインを施したものです。カラーは「オーク」「チェリーウッド」「クリエモカ」の3種類から選べます。

この木目調タイプは、通常のアルミカラーに比べて価格が3割から4割ほど高くなります。決して安い追加投資ではありません。それにもかかわらず、驚くことに、この木目調カラーを選ばれるお客様は非常に多いのです。

なぜ、価格が上がっても選ばれるのでしょうか。それは、この選択が単なる「色の変更」ではなく、「空間の質を根本から変える」本質的な価値を持っているからです。

考えてみてください。すべてが金属でできたカーポートは、ともすれば無機質で冷たい印象を与えがちです。そこに木目という自然の温かみが加わることで、空間全体に柔らかさと上質感が生まれます。特に、玄関ドアやウッドデッキなど、住まいのどこかに木のデザインを取り入れている場合、カーポートの天井と響き合い、家全体に驚くほどの一体感が生まれるのです。

あなたが車から降りて家に入るとき、あるいはリビングの窓からふと外を眺めたとき。一番目に入るのは、カーポートの天井部分です。その天井が美しい木目であることは、日々の暮らしの中で、ささやかな、しかし確かな満足感を与え続けてくれるはずです。これは、費用対効果ならぬ「満足度対効果」が非常に高い選択だと、私は考えています。

お客様の家を拝見して私が感じること：外壁や窓枠との調和が生む「本物の美しさ」

私はこれまで、数えきれないほど多くのお客様のご自宅に伺い、カーポートのプランニングをしてきました。その経験から確信していることがあります。それは、「最高のカーポートカラーとは、カタログの中で一番気に入った色ではなく、あなたの家全体をより美しく見せてくれる色だ」ということです。

カーポートは単体で存在するオブジェではありません。住宅という主役を引き立て、調和することで初めてその価値を発揮します。

例えば、ご自宅の窓のサッシがシルバー系であれば、カーポートを「シャイングレーF」にすることで、まるで最初からそこにあったかのように自然に溶け込み、建物との一体感が生まれます。玄関ドアが深みのあるダークブラウンの木製であれば、「ブラック＋クリエモカ」の天井木目調を選ぶことで、お互いを引き立て合い、エクステリア全体に統一された世界観を創り出すことができます。

大切なのは、カーポートの色単体で考えるのではなく、外壁の色、サッシの色、玄関ドアの色、さらには植栽の緑とのバランスまで含めて、俯瞰的に見ることです。そうして選ばれた色は、流行に左右されることのない、10年後、20年後も色褪せない「本物の美しさ」となって、あなたの暮らしに寄り添ってくれるはずです。

【2025年最新情報】カーポートSCの新カラー「ダスクグレー」と特別な限定色を徹底比較

カーポートSCの世界は、常に進化を続けています。2025年には、これまでのラインナップに加えて、さらに魅力的な新しい選択肢が登場しました。ここでは、新定番の呼び声高い「ダスクグレー」と、特別な存在感を放つ期間限定の「テクスチャードカラー」について、詳しく比較解説していきます。

新定番の予感「ダスクグレー」：黒の弱点を克服した、賢い大人の選択肢

2025年6月から、カーポートSCのカラーラインナップに「ダスクグレー」という新しい色が加わりました。これは、まさに「ブラックの格好良さは欲しいけれど、汚れが目立つのはちょっと…」と考えていた方々のための、画期的な選択肢と言えるでしょう。

ダスクグレーは、その名の通り「夕暮れ」をコンセプトにした、明るさを抑えた深みのあるグレーです。遠目から見るとブラックに近い重厚感がありますが、近くで見ると柔らかなグレーであることが分かります。この絶妙な色合いが、ブラックが持つ最大の弱点であった「汚れの目立ちやすさ」を、見事に解決してくれるのです。

ホコリや雨染みが黒い表面ほどはっきりと見えず、それでいてモダンで高級感のある雰囲気は損なわない。まさに、デザイン性と実用性を見事に両立させた、非常に賢いカラーです。価格は、従来のアルミカラーに比べて1割ほど高くなりますが、日々のメンテナンスの手間が軽減されることを考えれば、その価値は十分にあると私は思います。

特に、最近流行のグレー系の外壁を持つ住宅との相性は抜群です。全体に馴染みながらも、カーポートの美しいシルエットを静かに主張し、落ち着いた大人の佇まいを演出してくれます。ブラックでは少し強すぎると感じていた方にこそ、ぜひ一度ご検討いただきたい、新しい定番カラーです。

期間限定の特別仕様「テクスチャードカラー」が持つ、唯一無二の世界観

もしあなたが、「他の誰とも違う、自分だけの特別な空間を創りたい」という強いこだわりをお持ちなら、この「テクスチャードカラー」は、まさに運命の出会いになるかもしれません。

これは、2025年8月から12月末までの期間限定で受注される、特別な仕様のカラーです。「テクスチャードホワイト」と「テクスチャードダークグレー」の2色が用意されています。

このカラーの最大の特徴は、その名の通り「質感（テクスチャー）」にあります。表面に微細な粒子をちりばめた、艶を完全に抑えたマットな仕上げが施されており、光の反射を柔らかく受け止め、しっとりとした上質な表情を見せてくれます ¹¹。

実際にサンプルを手に取ってみると、さらりとした独特の手触りで、まるで高級な家具や建築素材のようです。この質感は、カーポートという工業製品のイメージを覆し、住まいの一部としての上質な「建築作品」へと昇華させてくれます。

もちろん、その価値に見合うだけのプレミアムな価格設定になっていますが、この唯一無二の存在感は、価格以上の満足感をもたらしてくれるでしょう。デザイン性を何よりも重視し、カーポートを単なる雨除けではなく、自邸のシンボルとして位置づけたいと考える方に、自信を持ってお勧めできる特別な選択肢です。

【価格帯まとめ】全カラーバリエーションの金額と選び方のポイントを一覧表で解説

ここまで様々なカラーをご紹介してきましたが、情報を整理するために、一度全体を俯瞰してみましょう。

下記の表は、単なる価格表ではありません。それぞれのカラーが持つ「価値」と、あなたがどんな未来を望むかによって、どの選択が最適なのかを考えるための「地図」だと思ってご覧ください。

カテゴリー	主なカラー	特徴	価格帯の目安	池本からのワンポイント
定番アルミカラー	ブラック、シャイングレーF、ナチュラルシルバーF	モダンで万能。コストパフォーマンスに優れる。	100	迷ったらまずここから。ただしブラックは汚れが目立つので、こまめな清掃ができる方向けです。
新定番ダスクグレー	ダスクグレー	黒の高級感と、汚れの目立ちにくさを両立。	約110	「黒がいいけど手入れは楽したい」という方に最適な、非常に賢い選択肢です。
天井木目調カラー	ブラック + (オーク, チェリーウッド, クリエモカ)	金属の無機質さに温かみをプラス。空間の質が格段に向上。	約130～140	毎日車に乗るたびに天井を見上げるのが楽しみになります。「満足度対効果」が最も高い選択です。
限定テクスチャードカラー	テクスチャードホワイト, テクスチャードダークグレー	艶を抑えたマットな質感。建築家が選ぶような特別な存在感。	約125	「他とは違う、唯一無二の空間を作りたい」という強いこだわりを持つ方へ。期間限定の特別な価値があります。