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カーポートのサイズはこう決める!プロが導き出した答え

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カーポートのサイズはこう決める!プロが導き出した答え

数あるカーポートの種類からようやく気になる商品を見つけることができ、「さぁ、これから具体的にサイズを決めよう!」と考えている方は、必見の内容です。カーポートを販売して16年、過去数万人のお客さま対応をしてきました。カーポートの後悔で一番多く寄せられるのが、この「サイズ」に関してです。長年の経験から、「どんなサイズを選んだら後悔しないのか」をじっくり考えました。それでは、カタログやメーカーの公式ホームページにも載っていない情報も交えながら、カーポートのサイズの決め方を解説していきます。

サイズを決めるための3つの要素

カーポートのサイズを決めるために、重要な要素が3つあります。この3つによりカーポートのサイズを決めていくのですが、最初に注意してほしいのは『絶対に1つの要素で決めない』ことです。これは、1台用カーポートや2台用カーポートなど関係なく、すべてのカーポートで共通した同じ考え方です。

敷地の大きさ

敷地の大きさ

カーポートのサイズを決める際に、最も重要な要素は「敷地の大きさ」です。経験上、カーポートの屋根は大きいほど使い勝手がいいので、まずは敷地に合わせた方が後悔が少ないです。敷地の寸法は、お家を建てた時の図面を見るか、図面が無い場合は実際に測ってみて、事前に把握しておきましょう。

車の大きさ

車の大きさ

2つ目に重要な要素は「車の大きさ」です。敷地に余裕があるなら、車の寸法から考えます。自動車のサイズは、インターネットで「車種名 サイズ」で検索するとすぐに「全長・全幅・全高」の3サイズが出てくるかと思います。注意することは、全幅にはミラーは含まれていないことと、トランクやハッチバックを開けると全高よりも高くなる可能性がある点です。

価格

価格

最後の要素は「価格」です。ここを真っ先に優先してしまう人がいますが、絶対にやめた方がいいです。確かに、カーポートは大きくするほど高くなります。ですが、実際にカーポートを使っているお客さまの意見を聞くと、初期費用の安さよりも長く使い続ける使い勝手を優先してよかったという方が多いです。ただ、価格も重要なことですので、最後はサイズを変えた時の価格差を見て判断しましょう。

サイズの呼称(こしょう)

業者間でカーポートのサイズを呼ぶ際、簡潔で分かりやすい呼称を使っています。例えば「横幅2,701㎜×奥行4,980㎜」などと言われても、すぐにピンと来ません。これを少し簡潔にすると「横幅2.7m×奥行5.0m」となり、グッとサイズ感がイメージしやすくなります。これをさらに簡潔にし、横幅約2.7mを「27」、奥行約5.0mを「50」とし、「27-50」と表現したのが呼称です。

カーポートの横幅サイズ

カーポートの横幅サイズ

カーポートの「横幅サイズ」とは、お車に対して左右方向の長さのことです。カーポートの横幅はお車のドアを開く方向になるので、サイズの中で最も使い勝手が変わります。そのため、一番重視するべきサイズです。

有効寸法は狭くなる

私たちがカーポートのサイズを説明する際は、商品カタログの価格表に記載されている寸法を主に用いています。ただ、この寸法はお車が駐車することができる有効寸法のことではありません。柱なども全部含めた端から端までのことです。一般的なカーポートの柱は、1台用ならお車に対して左右どちらか片側、2台用なら両側の端に建ちます。横幅サイズから、この柱の厚み分を除いた寸法が有効寸法ということになります。

使い勝手がかなり変わる

カーポートの横幅サイズは、お車の大きさから選んでは失敗します。その理由を説明していきます。1台用カーポートの場合、横幅の規格サイズは「約2,400㎜・約2,700㎜・約3,000㎜」が比較的多く設定されています。お車の横幅を調べた時に、例えば「約1.8m」だったとしましょう。そうすると、「なら、カーポートの横幅は2.4mで十分入るね!」と考えてしまいます。確かにお車は問題なく入りますが、お車への人の乗り降りの際はどうでしょう。確実に雨に濡れてしまいます。

そこで、カーポートの横幅を約2.7mにしてみます。大きくしたのはたった30㎝程ですが、かなり余裕ができます。お車を駐車する際も、お車のドアから出入りする際も使い勝手が良くなります。1台用カーポートで、横幅約2,700㎜が最も人気があるのはこういった理由からです。文字の説明だけだと分かりにくいので、実際に図面も書いてみました。

1台用カーポートと車の図面

1台用カーポートで説明しましたが、基本的な考え方は2台用カーポートも3台用カーポートも同じです。使い勝手がかなり変わってくることなので、頭の中だけで考えず、実際に図面などを書いてもらって比較してイメージすることが重要です。

吹き込み雨に濡れることを軽減

カーポートの屋根の大きさ(横幅・奥行)は、サイズアップしても吹き込んでくる雨の量を減らすことは出来ません。サイズアップはどちらかと言うと、吹き込んできた雨になるべく当たらないようにするのが目的です。お車と屋根の端との距離を取ることで、雨に濡れることを軽減させることができます。特にお車のドアは横に付いているため、横幅サイズを大きくすることで雨のイライラは減ります。

2台用カーポートなのに2台入らない!?

2台用カーポートの中には、実はお車2台駐車できない規格サイズもあります。リクシルの「ネスカ」と「フーゴ」というカーポートには、横幅サイズ「約3,600㎜・約4,200㎜」という設定があるのですが、この2つのサイズはお車を2台駐車することは出来ません。商品カタログにも「2台用」と記載されていますので、かなり紛らわしいですね。

カーポートの奥行サイズ

カーポートの奥行サイズ

カーポートの「奥行サイズ」とは、お車に対して前後方向の長さのことです。カーポートの屋根は大きい方が使い勝手が良くなるのは、奥行方向にも言えます。ただ、実際には奥行サイズで設置後に後悔したという話はあまり聞きません。それは奥行サイズを大きくしても、使い勝手が良くなったことを実感できるケースが少ないからです。

ですが、お客さまの敷地状況によっては、使い勝手が大きく変わることはあります。例えば、玄関前に駐車スペースがあるというお家は比較的多いですが、奥行サイズを大きくすることで、カーポートから玄関までの移動時に濡れなくてよくなるということもあります。特に、そういった敷地状況でなければ、まずはお車の大きさで決めてみて、あとはワンサイズ屋根を大きくした時の価格差を見て決めるというのもありです。

カーポートの高さサイズ

カーポートの高さサイズ

カーポートの「高さサイズ」とは、柱の長さのことです。正確には地面から梁までの寸法なので、お車の高さがこのサイズより低ければ、屋根に当たることはない(「フーゴF 逆勾配」は例外)ということです。

地面の勾配

土地には「土間勾配」があることが一般的です。地面を水平にしてしまうと、雨水などによって水たまりが出来てしまいます。そうならないように、少し傾斜をつけて自然と外に水が流れるようにしたのが勾配です。一般的には、勾配は2度ぐらいの角度が付けられています。この勾配がカーポートの高さに影響し、最終的には商品価格が上がってしまうことにもなります。

カーポートというのは敷地に勾配があったとしても必ず水平に建てられます。勾配に合わせて、屋根を斜めにすることは絶対にありません。そのため、カーポートの前後(または左右)の柱間で勾配があった場合、その勾配の角度と距離の分だけ柱の高さが異なることになります。

例えば、2度ある勾配の低い位置に、高さ「2.2m」の柱を建てたとします。それから勾配の高い位置にも柱を建てますが、屋根は水平を保つ必要があるため、柱の上端が同じ高さになるように柱を10㎝短くして「2.1m」ほどになります。カーポートの有効寸法が減ってしまうということです。「どうしても有効寸法をこのぐらいは確保したい」というのがあれば、勾配の低い位置にくる柱だけ高さをサイズアップすることで対応は可能です。ただ、その分商品代がアップしてしまいます。

背の高い車に乗り換え

将来的に、背の高い車に乗り替える可能性がある場合は、あらかじめカーポートの高さを注意して考えておかなくてはいけません。仮にかなり大きいお車に乗り換えたとしても、横幅や奥行方向はカーポートの屋根からはみ出してでも駐車自体はできる可能性はありますが、高さはそうはいきません。お車がカーポートの屋根にぶつかるほど背が高くなると、駐車することができなくなるため、カーポートは建て替えなくてはいけなくなります。

トランクやハッチバック

高さサイズを決める際、お車の天井までの高さばかりに目が向きますが、意外と盲点なのがトランクやハッチバック(お車の後ろ側に付いているドア)です。上に跳ね上げて開けるタイプが多いので、これを開けると車高よりも高くなることがほとんどです。開けた際の最大の高さは、インターネットで調べてもなかなか出てきません。そのため、ご自身のお車で実際に測っておきましょう。

雨の吹き込みを増減

カーポートのサイズの中で、雨の吹き込みを増減させることができるのは高さだけです。雨が斜めに落ちてきている場合、雨を遮る位置が高くなればなるほど、カーポートの内側へ入る雨の量も増えてしまいます。そのため、少しでも雨の吹き込みを減らしたいということなら、カーポートの高さはなるべく低くする方がいいです。

敷地にピッタリ合ったサイズにする

カーポートは現場に合わせて「カット加工」ができる商品です。横幅・奥行・高さのどのサイズも、規格サイズより小さくすることが可能です。例えば「ワンサイズ上げると、カーポートが敷地より少し大きくなってしまう」といった場合でも、あきらめる必要はありません。カット加工することで、敷地にピッタリ無駄なく納めることができます。商品によっては、斜めにカットしたり、隅だけをカットしたりといった異型対応も可能です。なお、下記商品については横幅カットする際に注意点があります。

  • カーポートSC:横幅カットは「149㎜」単位
  • カーポートSW:横幅カットは「200㎜」単位
  • カーポートSW:横幅カットは「200㎜」単位

横幅カットできない商品

リクシルの「フーゴR 袖壁 2台用」という商品は横幅カットができません。カットできない理由は、梁の形状が極端にアールになっているためです。このカーポートの横幅をカットする必要がある場合は、1台用2基を屋根先側で組み合わせた「M合掌」というタイプで対応します。「フーゴR 袖壁 1台用」なら横幅カットができるため、この1台用を組み合わせたM合掌が活躍します。

まとめ

カーポートのサイズ決め方は「①敷地の大きさ」「②お車の大きさ」「③価格」の順で決めると設置後の後悔が少ないです。実際にあった話ですが、お客さまの希望で広い敷地に小さいサイズのカーポートを設置したのですが、「思ったより小さいから屋根を大きくできないか?」と要望を受けたこともあります。こんな事態にできるだけならないように、コウケンネットではお客さまの要望だけではなく、「お客さまにとって最も最適なものは何か」を中心に考えて、ご提案をさせていただいています。

カーポートの規格サイズは、すべての商品で共通しているわけではありません。そのため、もし現時点で特定のカーポートが決まっていない場合は、まずはお好きなデザインや強度などからカーポートを見つけることから始めましょう。お気に入りのカーポートを見つけた後に、その商品のサイズを調べるという流れがいいです。当サイトでは、簡単にサイズや価格を比較できるシステムもご用意しています。ご活用ください。

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