折板カーポートで後悔しない!LIXILの最強カーポートSW・ST完全ガイド

マイホームの顔ともいえるカースペース。大切な愛車を雨風や雪、紫外線から守るために、カーポートの設置を検討されている方も多いのではないでしょうか。

特に最近、「カーポート 折板」というキーワードで検索される方が増えています。折板カーポートは、その頑丈さから注目を集めていますが、一方で「本当にうちに必要なの?」「どんな種類があるの?」といった疑問の声も耳にします。

この記事では、LIXIL商品の販売店である私たちが、プロの視点から「カーポート 折板」の魅力と、LIXILが誇る最強折板カーポート「カーポートSW」と「カーポートST」について、余すところなく解説していきます。この記事を読めば、あなたにぴったりの折板カーポートが見つかり、後悔のない選択ができるはずです。ぜひ最後までお付き合いください。

目次

頑丈でおしゃれ!「カーポート 折板」の基本とメリットを知ろう

折板カーポートと聞いて、皆さんはどんなイメージをお持ちでしょうか?「なんだかゴツゴツしてそう…」「工場みたいにならないかな?」なんて思われるかもしれませんね。

でも実は、最近の折板カーポートはデザイン性も向上していて、住宅の外観とも調わしやすいものが増えているんですよ。まずは、そんな折板カーポートの基本的な知識と、なぜ多くの方に選ばれているのか、そのメリットを一緒に見ていきましょう。

「折板カーポート」ってどんなもの?知っておきたい基本知識

「折板カーポート」ってどんなもの?知っておきたい基本知識

「折板カーポート」という言葉、少し専門的に聞こえるかもしれませんが、実はその構造はとてもシンプルなんです。屋根の部分に注目してみてください。

金属の板がギザギザに折り曲げられていますよね?あれが「折板(せっぱん)」と呼ばれるもので、この形状こそが折板カーポートの強さの秘密であり、見た目の大きな特徴にもなっています。主に「ガルバリウム鋼板」というサビに強い特殊な鋼板を折り曲げて作られていて、カーポートだけでなく、大きな工場や倉庫の屋根などにも使われている、とても信頼性の高い建材なんです。

カーポートの屋根材といえば、光を通す半透明な「ポリカーボネート」を思い浮かべる方も多いかもしれません。確かにポリカーボネート屋根はカースペースを明るく保てるというメリットがありますが、折板カーポートはなんといっても金属ならではの「頑丈さ」が最大の魅力です。

特にここ数年、ゲリラ豪雨や大型台風、そして予期せぬ大雪など、天候が不安定な日が増えているように感じませんか?そんな予測できない気象状況に備えるためにも、折板カーポートの持つ安心感が見直され、選ばれる方が増えているんです。

素材に使われる「ガルバリウム鋼板」は、鉄の板の表面にアルミニウムと亜鉛の合金をメッキしたもので、非常にサビにくく、耐久性にも優れています。私たちがおすすめしているLIXILのカーポートSWやSTにも、このガルバリウム鋼板製のスチール折板が標準で採用されています。

単に「スチール折板」や「鉄の屋根」と聞くと、「サビやすいんじゃないの?」と心配されるかもしれませんが、実際には表面にサビを防ぐための特別なコーティングが施されているので、長く安心してお使いいただけます。このガルバリウム鋼板の特性が、折板カーポートの信頼性をさらに高めているんですね。

なぜ選ばれる?折板カーポートが持つ多くのメリット

なぜ選ばれる?折板カーポートが持つ多くのメリット

折板カーポートがこれほどまでに多くの方に選ばれるのには、やはりそれだけの理由があります。そのメリットを具体的に見ていきましょう。

まず、何と言ってもその「頑丈さ」です。一般的なポリカーボネート屋根のカーポートは、積雪20cm程度で屋根がたわみ始めることがあるのに対し、折板カーポートは少なくとも50cm、雪の多い地域向けのモデルではなんと200cmもの積雪にも耐えることができる製品があります。

台風などの強い風に対しても非常に強く設計されているため、近年多発する自然災害への備えとして、これ以上ないほど心強い存在と言えるでしょう。

次に、屋根材が金属であることによる「遮光性の高さ」も大きなメリットです。太陽の光をほぼ完全にシャットアウトするため、真夏の炎天下でも車内温度の急上昇を効果的に抑えてくれます。想像してみてください、夏場に車に乗り込もうとした時のあのモワッとした熱気。あれが大幅に軽減されるんです。同時に、有害な紫外線もほぼ100%カットしてくれるので、愛車の塗装が色褪せてしまうのを防ぐ効果も期待できます。これは車を大切にされている方にとっては見逃せないポイントですよね。

雨の日の快適さも格段に向上します。カーポートがあれば、車に乗り降りする際に慌てて傘を差す必要がなくなります。特に小さなお子様連れの方や、両手に荷物をたくさん持っている時には、本当に助かりますよね。また、鳥のフンや舞い落ちる枯れ葉、どこからともなく飛んでくる砂埃など、車を汚すさまざまな要因からも守ってくれます。せっかく洗車したのにすぐに汚れてしまった…なんていうガッカリも減るでしょう。

さらに、カーポートの下は日差しが遮られるため、夏場にはお子様が安全に遊べる日陰のスペースにもなりますし、車を停めていない時には、DIYの作業スペースや、ちょっとした荷物の一時置き場としても活用できるなど、駐車スペース以上の価値を生み出してくれる可能性も秘めているんですよ。

ただし、光を遮るということは、カーポートの設置場所によっては、お部屋の中が少し暗く感じられる場合もあるかもしれません。この点は、後ほど屋根材の選び方のところでも詳しく触れたいと思います。

屋根材で変わる快適性!スチール折板とポリカーボネート折板の違いとは?

屋根材で変わる快適性!スチール折板とポリカーボネート折板の違いとは?
屋根材:採光3山ポリカ

折板カーポートの屋根材には、大きく分けて「スチール折板」と、オプションで選べる「ポリカーボネート折板」の2種類があります。どちらを選ぶかで、カーポート下の快適性や価格も変わってきますので、それぞれの特徴をしっかり理解して、ご自身のライフスタイルや何を一番大切にしたいか、という優先順位に合わせて選ぶことが重要です。

まず「スチール折板」ですが、これは先ほどからお話ししている通り、LIXILのカーポートSW・STの標準屋根材にもなっているガルバリウム鋼板製のものです。金属ならではの非常に高い強度と耐久性が最大の特長で、雪や風からしっかりと愛車を守ってくれます。

太陽光を完全に遮断するため、車内温度の上昇を抑え、紫外線による車の塗装の劣化も防ぎます。まさに、車を守るというカーポート本来の機能を最大限に発揮してくれる屋根材と言えるでしょう。ただし、その分、屋根の下は暗くなる傾向があります。

一方、「ポリカーボネート折板」は、一般的なカーポートにもよく使われるポリカーボネートという透明性の高い樹脂素材を、折板カーポートの屋根形状に合わせて加工したものです。

最大のメリットは、なんといっても光を通すこと。カースペースが暗くならず、明るい駐車空間を確保したいという方には非常に魅力的です。LIXILのカーポートSW・STでも、このポリカーボネート折板屋根をオプションで選択することが可能です。

しかし、良いことばかりではありません。一般的に、ポリカーボネート折板はスチール折板に比べて価格が高くなる傾向があります。また、素材の特性上、スチール折板ほどの強度や長期間にわたる耐候性を期待するのは難しい場合があり、特に雪の多い地域や非常に強い風が吹く場所では、スチール折板に比べてより慎重な検討が必要になることがあります。

どちらの屋根材にも一長一短がありますので、下の表も参考にしながら、ご自身の優先順位と照らし合わせてみてください。

比較ポイントスチール折板(ガルバリウム鋼板)ポリカーボネート折板
素材ガルバリウム鋼板(鋼鉄+合金めっき)ポリカーボネート樹脂
光の透過性なし(完全遮光)高い(光を通す)
強度(一般的な傾向)非常に高いスチールに比べるとやや劣る場合あり
価格帯(一般的な傾向)標準的高め
主なメリット耐久性、耐候性、最大限の保護力明るさ、開放感
LIXIL SW・STでの扱い標準屋根材(現地手配)オプション

設置前に確認!折板カーポート選びの注意点

設置前に確認!折板カーポート選びの注意点

頑丈で長持ちする折板カーポートは、一度設置すれば長く付き合っていくものです。だからこそ、設置してから「こんなはずじゃなかった…」と後悔しないために、事前にいくつか注意しておきたいポイントがあります。

まず、屋根材にスチール折板を選んだ場合、先ほどもお伝えした通り、光を通さないためカースペースやその周辺が暗くなる可能性があります。もしカーポートをリビングの窓のすぐ前に設置する計画だったり、日当たりをとても大切にされているお宅の場合は、この点をよく考える必要があります。対策としては、採光性のあるポリカーボネート折板屋根を検討するか、カーポートの設置場所自体を少し工夫する、あるいは柱の高さを調整して窓への影響を最小限に抑えるといった方法が考えられます。

次に、カーポート自体の大きさです。折板カーポートはしっかりとした構造のため、敷地の広さや形状、建物の配置によっては、思った以上に圧迫感を感じてしまうこともあります。また、柱の位置が思ったより駐車の邪魔になったり、玄関から道路へのスムーズな動線を遮ってしまったりするケースも。設置前に、実際に車を出し入れする様子や人の動きをイメージしながら、柱の位置やカーポートのサイズを慎重に検討することが大切です。

雪の降る地域にお住まいの方は、カーポートの「耐積雪強度」を必ず確認してください。単にお住まいの地域の平均的な積雪量だけでなく、過去にどれくらいの大雪が降ったかという記録も参考にして、余裕を持った強度の製品を選ぶことが重要です。

例えばLIXILのカーポートSTのように、地域の積雪量に合わせて複数の耐積雪強度が用意されているモデルを選ぶと安心です。耐積雪強度が高いカーポートを選べば、雪下ろしの頻度を減らすことにも繋がりますが、雪質によっては(例えば、重く湿った雪や、一度溶けて再び凍ったような雪は、見た目以上に重くなります)、「この強度なら絶対に雪下ろしがいらない」と過信せず、状況に応じて適切な対応を心がけることも大切です。

LIXILの「カーポート 折板」なら間違いなし!SW・STの魅力と選び方

さて、ここまで折板カーポートの基本的な情報やメリット、注意点についてお話ししてきました。「やっぱり折板カーポートは魅力的だな」と感じていただけたのではないでしょうか。

そして、もし折板カーポートを選ぶなら、ぜひLIXILの「カーポートSW」と「カーポートST」をご検討いただきたいのです。私たちLIXIL販売店が自信を持っておすすめする、まさに最強クラスの折板カーポート。その揺るぎない強さの秘密と、あなたの住まいに最適なモデルの選び方について、詳しくご紹介していきます。

LIXILが自信を持ってお届け!カーポートSW・ST共通の強さの秘密

LIXILの折板カーポート「カーポートSW」と「カーポートST」。この二つのモデルに共通しているのは、何と言ってもその「圧倒的な強さ」です。では、その強さはどこから来るのでしょうか?

まず注目すべきは、カーポートの骨格となる本体フレームです。こちらには、軽量でありながら強度が高く、そしてサビにも強い「アルミ素材」が贅沢に使われています。アルミは、過酷な屋外環境に長期間さらされるカーポートにとって、まさに理想的な素材の一つ。LIXILは長年培ってきたアルミ加工技術を活かし、SW・STの頑丈なフレーム構造を実現しています。このしっかりとしたフレームが、屋根を支え、風や雪の力に対抗するための基礎となっているのです。

そして、その頑丈なフレームに組み合わされるのが、先ほどから何度も登場している「スチール折板」の屋根材です。LIXILのSW・STで採用されているスチール折板は、ただの鉄板ではありません。サビに非常に強い「ガルバリウム鋼板」が使われています。

このガルバリウム鋼板は、鉄の板の表面にアルミニウム・亜鉛合金のめっきを施したもので、鉄の強さとアルミの耐食性(サビにくさ)を併せ持った高機能な素材です。さらに、このガルバリウム鋼板に塗装を施したものは「カラー鋼板」とも呼ばれ、美観と耐久性をさらに高めています。

このガルバリウム鋼板は、単にサビにくいだけでなく、水分を吸いにくいため凍害(凍結による素材の劣化)にも強いという特長があり、日本の多様な気候条件下でも長期間にわたってその性能を維持してくれる頼もしい素材なのです。

この強靭なアルミフレームと高耐久なガルバリウム鋼板製スチール折板屋根の組み合わせにより、カーポートSWは業界でも最高水準とされる耐風圧強度46m/秒相当を実現しています。カーポートSTも同様に、耐風圧強度46m/秒相当を誇ります。これは、近年ますます大型化する傾向にある台風の強風にもしっかりと耐えうる、非常に安心感の高い強度です。LIXILが「最強」と謳うのには、こうした素材選びと設計への徹底したこだわりがあるからなのです。

我が家にはどっち?カーポートSWとST、最適なモデルの選び方

LIXILが誇る最強の折板カーポート、「カーポートSW」と「カーポートST」。どちらも素晴らしい製品ですが、「具体的に何が違って、うちにはどちらが合っているの?」と迷われる方も多いのではないでしょうか。ご安心ください、選び方のポイントは意外とシンプルです。この二つのモデルの最も大きな違い、それは「耐積雪強度」なんです。

まず「カーポートSW」ですが、こちらは耐積雪強度が30cmに対応する「900タイプ」と、50cmに対応する「1500タイプ」の2つのラインナップがあります。主に、関東地方や関西地方、そして九州や四国といった、比較的雪の少ない地域にお住まいのお客様から絶大な人気を誇るモデルです。もちろん、雪が少ない地域といっても台風はやってきます。その点、カーポートSWの耐風圧性能は、後述するSTと同じく業界最高水準の46m/秒相当を確保していますので、強風対策は万全です。

一方、「カーポートST」は、さらに厳しい積雪条件に対応するために開発されたモデルです。耐積雪強度は、100cmに対応する「3000タイプ」、150cmに対応する「4500タイプ」、そして最大でなんと200cmもの積雪に耐えることができる「6000タイプ」まで用意されています。

そのため、東北地方や北陸地方、北海道といった雪の多い地域、いわゆる豪雪地帯と呼ばれるエリアにお住まいの方にとっては、カーポートSTがほぼ必須の選択と言えるでしょう。カーポートSTのすごいところは、単に重い雪に耐えるだけでなく、「長期荷重」にも配慮して設計されている点です。

これは、屋根に雪が積もった状態が長く続いても大丈夫なように考えられているということで、カタログに記載されている耐積雪強度までは、基本的に雪下ろしをしなくても安心していられるという大きなメリットがあります。その強さを支えるため、柱の太さや梁(はり)、そして屋根材の厚みなどもSWに比べてグレードアップされており、より頑丈な構造になっているんですよ。

つまり、カーポートSWとSTのどちらを選ぶかの基本的な判断基準は、「お住まいの地域でどれくらいの雪が降るか」ということです。LIXILの公式サイトやカタログには、地域ごとの積雪量の目安などが掲載されていますので、それを参考に、少し余裕を持った耐積雪強度のタイプを選ぶようにしましょう。どちらのモデルを選んでも、LIXILが誇る高い耐風圧性能は共通ですので、その点はご安心くださいね。

特徴カーポートSWカーポートST
主な対象地域比較的積雪の少ない地域(関東、関西、九州など)多雪・豪雪地域(東北、北陸、北海道など)
耐積雪強度30cm (900タイプ), 50cm (1500タイプ)100cm (3000タイプ), 150cm (4500タイプ), 200cm (6000タイプ)
耐風圧強度46m/秒相当46m/秒相当
構造的特徴頑丈なアルミフレーム+スチール折板さらに高強度なフレーム・部材、長期荷重対応設計
おすすめポイント台風対策と基本的な積雪対応をバランス良く実現したい方向け厳しい積雪条件下での絶対的な安心感を最優先したい方向け

台風シーズンも安心!おすすめオプション「振れ軽減部材」でさらに頑丈に

LIXILのカーポートSWとSTは、標準仕様でも業界トップクラスの耐風圧強度46m/秒相当を誇り、非常に頑丈なカーポートです。しかし、「備えあれば憂いなし」ということわざがあるように、さらなる安心感を求めるお客様のために、LIXILは素晴らしいオプションを用意しています。それが「振れ軽減部材」です。

折板カーポートは、屋根面が広く、しっかりとした構造をしていますが、その特性上、特に車の出入りする開口部方向、つまりカーポートの前後方向からの強風に対しては、左右方向の揺れに比べてわずかな揺れを感じることがあります。これは多くの折板カーポートに共通する傾向なのですが、この「振れ軽減部材」は、まさにそのカーポートのフレームの長さ方向(主に前後方向)の揺れを効果的に抑え込むために開発されたものなんです。LIXILのデータによれば、この部材を装着することで、揺れの幅を未装着の場合と比較して、なんとおよそ半分にまで減らすことができるとされています。

特に、お住まいの地域が台風の通り道になりやすい場所であったり、カーポートを設置する場所の周りに風を遮るような高い建物が少なかったりする場合には、この「振れ軽減部材」を追加することで、強風時におけるカーポートの安定性が格段に向上します。風が強い日でも、より安心してカーポートをお使いいただけるようになるでしょう。このオプションは、カーポートの性能を最大限に引き出し、長期間にわたって安心して使い続けるための、いわば「縁の下の力持ち」のような存在ですね。

ちなみに、2025年4月から新たにラインナップに加わるH35柱、つまり高さが3.5mの非常に背の高い柱を4本柱タイプで選ばれた場合には、この「振れ軽減部材」が標準で装備されることになっています。これは、柱が高くなることで風の影響を受けやすくなることを考慮し、LIXILが製品の安全性と性能を最優先に考えている証拠と言えるでしょう。

もちろん、H35柱以外のカーポートSWやSTにも、この「振れ軽減部材」はオプションとして追加できますので、設置場所の条件や安心へのこだわりに応じて、ぜひご検討いただきたいおすすめのアイテムです。

明るいカースペースも諦めない!ポリカーボネート折板屋根という選択肢

「折板カーポートの頑丈さはすごく魅力的なんだけど、やっぱりカースペースは明るい方がいいなぁ…」そうお考えの方も、きっといらっしゃると思います。確かに、標準のスチール折板屋根は光を完全に遮断するため、屋根の下は日中でも少し暗くなりがちです。でも、ご安心ください。LIXILのカーポートSW・STなら、そんなご要望にもしっかりとお応えできるんです。その秘密は、オプションで選択可能な「ポリカーボネート折板屋根」にあります。

ポリカーボネートという素材は、一般的なカーポートの屋根にも広く使われている、透明度が高く衝撃にも強い優れた樹脂素材です。LIXILでは、このポリカーボネートを折板カーポートの屋根形状に合わせて加工し、折板構造の持つ強度と、ポリカーボネートの持つ採光性という、二つのメリットを両立させようと考えました。

実際に、カーポートSWでこの採光ポリカーボネート屋根材を使用することで、カースペースを明るく、そして有効に活用できると紹介されています。さらに、LIXILのカーポートSWのポリカーボネート折板屋根オプションには、光の取り込み方や見た目の印象が異なる3つのタイプ(奥行方向に平板のポリカーボネートを配置するタイプ、幅600mmの3山タイプのポリカーボネート折板、幅200mmの1山タイプのポリカーボネート折板)が用意されており、カースペースをただ明るくするだけでなく、光の演出まで楽しむことができるようになっています。

ただし、やはりメリットばかりではありません。一般的に、スチール折板に比べてポリカーボネート折板は材料費や加工費がかかるため、製品価格が高くなる傾向があります。これは多くのお客様が気にされる点ですね。また、素材の特性上、金属であるスチール折板と同等の強度や長期間にわたる耐候性を期待するのは難しい場合があります。特に雪が多く積もる地域や、非常に強い風が恒常的に吹くような場所では、スチール折板に比べてより慎重な検討が必要となるでしょう。

「明るさは欲しいけれど、強度も気になる…」「うちの地域でポリカーボネート折板を使っても大丈夫?」など、ご不安な点やご不明な点がございましたら、ぜひ私たちLIXIL販売店にご相談ください。お客様の設置場所の状況やご要望を詳しくお伺いした上で、明るさと強度のバランスを考慮した最適なご提案をさせていただきます。

【2025年4月~】さらに快適・便利に!注目のH35超ロング柱と最新情報

LIXILのカーポートSW・STは、お客様の声に耳を傾け、常に進化を続けています。そして、2025年4月からは、さらに快適で便利なカーポートライフを実現するための、注目の新仕様が登場します。その目玉となるのが、「H35柱」、つまり有効高さ3.5mを実現する超ロング柱の追加です。

これまでのカーポートSW・STの柱の高さは、標準柱(有効高 約2.3m)、ロング柱25(有効高 約2.5m)、ロング柱30(有効高 約3.0m)が主なラインナップでしたが、このH35柱の登場により、選択肢が大きく広がります。例えば、近年人気のキャンピングカーや、配送業務などで使われるハイルーフのバン、あるいはルーフキャリアやルーフボックスを日常的に装着しているSUVなど、これまで3.0mの柱では高さがギリギリだったり、駐車はできても乗り降りの際に圧迫感を感じたりしていたような、車高の高いお車でも、この3.5mの超ロング柱なら、ゆとりを持って安心して駐車できるようになります。

また、カーポートを母屋の窓の近くに設置する場合、カーポートの屋根が窓にかぶってしまい、お部屋の中が暗くなったり、開放感が損なわれたりすることが悩みの一つでした。しかし、H35柱を選ぶことで屋根の位置を高く設定できるため、窓への影響を最小限に抑え、室内の採光や眺望を確保しやすくなるというメリットも生まれます。

ただし、いくつか知っておいていただきたい点もあります。柱が高くなるということは、それだけ風の影響を受けやすくなる可能性があるため、LIXILでは安全性を最優先に考え、このH35柱を4本柱タイプで採用する場合には、先ほどご紹介した「振れ軽減部材」が標準で装備されることになっています。

これは、お客様に安心してご使用いただくためのLIXILの配慮ですね。また、柱が高くなる分、設置工事の際には高所作業が必要になったり、基礎工事がよりしっかりとしたものになったりするため、工事費が従来のロング柱に比べて若干上がる可能性があることも、事前にご理解いただければと思います。

このH35超ロング柱の追加以外にも、LIXILのカーポートSW・STは近年、魅力的なアップデートを続けています。例えば、2024年10月のリニューアルでは、化粧枠に新しい木目調カラーとして「チェリーウッド」と「オーク」が追加され、より住宅デザインに合わせやすくなりました。

また、LIXILの別の高級カーポート「カーポートSC」で大変好評だった屋根下に取り付けられる「ダウンライト」が、カーポートSW・STでもオプションとして選べるようになり、夜間のカースペースをスタイリッシュかつ安全に照らすことができるようになりました。さらに、敷地に合わせて柱の位置を調整しやすい「梁延長(はね出し)タイプ」や、3台用でも中央に柱がないタイプが拡充されるなど、設置の自由度や使い勝手も大きく向上しています。

これらの進化により、LIXILのカーポートSW・STは、ただ頑丈なだけでなく、より美しく、より便利で、そしてより多様なニーズに応えられるカーポートへと進化を遂げているのです。

まとめ:最適な「カーポート 折板」選びはLIXILで

今回は、「カーポート 折板」をお探しの方に向けて、その基本的な知識から、LIXILが誇る最強カーポート「カーポートSW」と「カーポートST」の魅力、そして選び方のポイントまで、詳しく解説させていただきました。

折板カーポートは、その構造から生まれる圧倒的な強度で、大切な愛車を厳しい自然環境から守ってくれる頼もしい存在です。特にLIXILのカーポートSW・STは、高品質なアルミフレームとサビに強いガルバリウム鋼板製のスチール折板屋根を採用し、業界最高水準の耐風圧強度を実現しています。

雪の量に応じてSWとSTを選び分け、さらに安心感を高める「振れ軽減部材」や、明るいカースペースを実現する「ポリカーボネート折板屋根」といったオプションも充実。そして2025年4月からは、待望の「H35超ロング柱」も登場し、ますます多様なニーズにお応えできるようになります。

カーポート選びは、お住まいの地域環境、車のサイズ、そして何よりもお客様のライフスタイルによって最適な答えが変わってきます。「うちにはどんなカーポートがいいんだろう?」「このオプションは必要かな?」など、少しでも迷われたり、ご不明な点が出てきたりしましたら、どうぞお気軽に私たちLIXIL販売店にご相談ください。専門の知識と豊富な経験を持ったスタッフが、お客様一人ひとりに最適なカーポート選びを、心を込めてお手伝いさせていただきます。

この記事が、皆様の「カーポート 折板」選びの一助となれば幸いです。

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この記事を書いた人

リクシルのエクステリア商品の専門家。
約20年、外構エクステリア業界に携わっています。
日本全国のお客様と60,000件以上関わらせてもらいました。
使い勝手が良く、コストを下げる提案が得意です。

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